レビュー一覧

大好きなシリーズです。オカルトと考古学がミックスされたお話…最高の一言に尽きます。

登場する古文書や伝説がどうストーリーに関係してくるのか、話の先が気になって読む手が止まらなくなります一つ一つの物語が独立しているので区切りがつきやすく、とても読みやすいです

言わずと知れた諸星大二郎大先生の名作。二十数年ぶりに最読しましたが昔より知識が増えた分、より楽しめました。絵柄などは古臭いけどベースが考古学とか民話なので逆にそれが魅力になってる気がします。

諸星先生の作品は読んでいるとじわじわと気味が悪くなってきます。そして何度も読み返してしまいます。癖になる作品です。

映画「奇談」が好きで、元になった「生命の木」が読みたくて購入しました。この短編をよくあれくらいのボリュームにしたなと感心しました。キャラクターのビジュアルなどかなり変えられている点は好みが分かれるかと思いますが、映画の方が噛み砕いている感じでより理解が深まりました。突拍子がないような話もありますが、オカルトと民俗学の混じったなんとも言えない暗さがツボです。一冊のページ数が多いので読みごたえもあります。

第1巻、地の巻に収録されている「生命の木」が読みたくて購入しました。考古学や民俗学に怪奇がほどよく混ざって、諸星大二郎全開な読みごたえのある短編集となっています。読み出したらもっと読みたくなって結局、天の巻と水の巻も購入してしまいました。

日常の中でささやかな違和が連続し、遂には怪異への扉が大きく開かれる。物怖じする事無く、飽くまで学者の冷静な視点で怪異のその奥を見定める稗田先生がかっこいい。最初こそ何やこの珍奇な髪型は…とか思うが、段々凛々しく見えてくる不思議。

これぞ諸星大二郎大先生の真骨頂ですね相変わらず素晴らしい。