レビュー一覧

浮世離れした絵柄に、現実離れした物語。幻想を描かれる作家さんとして第一人者じゃないかと思います。短編一本、中ぐらいの前後編が一本。読み応えありました。

ちょっと切ない今市子ワールド。次作に期待を込めて4スター。もう少しポイントが安いと良いなあ。

連作シリーズの７巻目。短編が１つと中編が１つ。６巻目から少し続いている感じが幕間の作者さんの言葉にありますが、ストーリー的には全く独立完結しているので、大丈夫です。中編の方は、あともうちょっとページ数があった方がより分かり易かったかもしれません。楽しめました。

同じ世界観を共有する作品の一つですが、単体でも問題なく読めます。話によって「鬼人」の立ち位置が異なったり、別のストーリーと同じキャラクターが現れたり、色々な地域での物語であるという奥行きを感じます。伏線が回収しきられていなかったり、あいまいな結末が多いので、謎解きだと思って読むと納得が行かないと感じることが多いと思います。

不思議な世界観に集中して読み込むことができました。視線の先にある魚という存在がなかなか面白いと感じました。

とても綺麗な絵とエキゾチックな雰囲気。テーマも自分の姿を映しては行けない鏡や開けてはいけない箱など御伽噺のようでとても好みです。ただ、私の理解力の欠如か感性の無さか・・・、肝心なところが夢なのか現実なのか判別できない。同じシリーズでも最初の頃はちゃんと理解できたんですが。全て意味がわかる人が羨ましい。

ほかの作品ほ好きだったのですがもうネタギレなのかなあ。どれも同じ印象。

とても幻想的で素敵なお話でした。でもお話割愛されてません？というくらい話がわからないところがありました。

昔々、砂漠のオアシスの、・・・人間模様とか、昔ながらの単純さやこじれ方などがリアルで、本当にあった事のよう二感じてしまいます。今先生はすごいです。これからも応援します。

個人的には魚の話が一番好きですが、全話それぞれに面白いと思います。