レビュー一覧

興味深い作品でした。以前から、実際に起きた人喰い熊の事件「三毛別羆事件」や「石狩沼田幌新事件」などに、なぜかとても興味を惹かれて調べるのが好きなのですが、この作品は作者さんが、とても羆のことや人喰い熊のことを調べられて描かれていることがわかります。作品自体はフィクションですが、実際の事件を彷彿とさせる迫力があります。人には人の正義、熊には熊の生活があって、善悪は決められませんが、読後なかなか考えさせられます。一読の価値は十分あると思いますよ。

私は熊狩りに興味があったので、リアルで面白かったが、興味がない人にはグロテスクで気持ちが悪いかもしれません。

ヒグマという猛獣の前でいかに人間が無力な存在か、いかに常識や浅知恵、綺麗事が通じないかという事が嫌でもわかります。彼らの前では私たちは餌に過ぎませんね。心臓が縮み上がるような凄惨なシーンが続きますが、中でも不幸な事に意識がはっきりしている被害者の視点で自らの肉体がヒグマに喰われていく模様を淡々と描き観察しているシーンは酷かったです。ただ、専門家の割に野生動物との距離感がおかしくて妙に言動がお花畑な主要人物やヒグマと無関係な所で重症者が出たり、装備や設備がやけにショボかつたり、リアルな自然との対峙を描く作品には合わないファンタジー臭いポイントがあって…その辺が惜しい所です。

恐い…とにかく熊が恐いと思わされる作品でした。ただ、実際でいけば主人公の女性も娘ちゃんも速攻でやられてしまいそうだけど…そこはリアルじゃなかった…

自分が生きたまま熊に食べられたらと思うと恐ろしいですが、怖いもの見たさでどんどん読み進めてしまいます。作中にも出てくる三毛別事件についても、本作をきっかけに調べたくなりました。

最近こうゆう系の漫画にハマっていて、ドキドキしながら見てました。熊の生態と力強さを改めて知りました

絵がリアルで、特に熊と食べられている犠牲者の描写が怖かったです。迫力あります。

ヒグマの話？！と思いながらワクワクしながら読んでみました、面白かったです

熊の迫力は表現されていたただ、ミステリアスな雰囲気を期待した私にはちょっとバトル漫画みたいな展開についていけなかった

凶暴なヒグマに襲われどんどん人が減っていきハラハラしました。