レビュー一覧

「愛と疑惑」がタイトルについていますが、疑惑はほとんど書かれてないですね。疑惑でヒロインを追い詰めて家出させた登場人物も死んでるし、回想シーンもなくヒロインの抽象的な言葉で説明されているだけなのが物足りない。ヒロインとヒーローの結婚生活再生の道筋、およびオーストラリアのセレブ社会、風景描写などは楽しめます。

ヘレン・ビアンチンのセレブリティの大変さとゴージャスさを味わえる一冊です。他のレビュアーさんんも書いてらっしゃるように、ヒーローに対する疑惑、『旦那さんを捨てて家を出た理由』があまり描かれていなくて、弱いので、ヒロインに感情移入しづらかったです。ネット検索、You tubeで何でも出て来る時代になるちょっとだけ前の、原著2005年の作品です。