レビュー一覧

一巻無料から流れ読み。日本の本質をつく内容。そして目を背けている問題にメスをいれている。社会派コミック。

面白かったです。弱者に対する社会への復讐という形で話は進み、ネットの使い方なども今時な感じで読みごたえがあります。最後はまさかの展開で、その目的なら何も死ななくても…と思わなくもないですが、完全に主人公の1人勝ちですね。それだけの頭脳があるならもっと別な事できたよゲイツ！

『ノイズ』を読了後に出てきた案内で、またもや3巻で完結というところに引かれて読みました。ただそれだけの軽い気持ちでしたが、読んで本当に良かった。そして、これがフィクションで、作り話であってくれて本当に良かった。……と一旦は思ったのですが、同じようなことは現実世界でも起きているのでしょうね。学校やバイト先や会社で、自分の尊厳を脅かされている人は、きっとたくさんいるはず。頭が良い人、一生懸命な人、心優しい人、そんな普通の人達が踏みにじられて底辺から這い上がれない社会は、嫌です。

読む価値大！ネット社会の匿名性と裏側の秘匿の脆弱性が表裏一体となっている不思議。時間や場所を越えて全世界で繋がれると言う反面、炎上や事件事故の火種を産む(または故意に産ませる)事があるネットの世界…この本を読んで感じることは十人十色だと思う。考えが纏まっていませんが読む価値は最大です。

自分の命を絶たなくても出来ることだったんではないか？と思う。

この漫画家さんの作品はどれもそうですが、だらだら引き延ばしなどせずに起承転結がパキッと収まっているところが読んでいて気持ちがいい。記憶に残るのは、そのせいもあるのかな。映画化もされた一作。社会的弱者やネット社会の裏表をテーマにしており、読みごたえがあります。／でも、最近は弱者にばっかりスポットが当たって、ボーダーラインで頑張ってる人や一生懸命働いて税金収めているごく普通の人たちは置き去りにされてるなあ、弱者の人たちもこっち側にもう少し寄り添ってくれればいいのに──と個人的には感じているため、主人公たちには気分的にあまりシンクロできなかった。

所々ご都合主義と言うか、偶然のチャンスの部分が気になったけどそれをマイナスしても秀逸な作品。ただ最後の終わり方は、４人は納得しているのだろうがもっと他に方法はなかったのだろうかと主人公に問いたい。最後は泣けました。

ネットカフェから動画で犯行予告する犯罪者「シンブンシ」と、警視庁サイバー犯罪対策課との息詰まる攻防……なのだが、単にそれに留まらない圧倒的な“リアル”が物語をより強固なものにしている。モノよりもカネが有り余っている現代、そのカネがモノの価値を狂わせてゆくと言う物語の核心を提示した第1巻。これはなかなかごっつい作品に出会えた。

夢中で読み進めました。最後はちょっと物足りない感じはあったけど、3巻で完結だから仕方ないかな。

最初は社会的弱者が悪者に制裁をくだしてスカッとする感じの話しかと思ったけど、ストーリーが進むごとに犯人の目的が他にあることがわかっていくのがワクワクした。