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レビュー一覧
ヒカルの碁
4.8
143件
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- 未購入レビューは星の評価（★）の対象外となります。
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クマさんさん
5
2021-02-17
この作品を知ったのはほんの偶然からで、元々囲碁が好きだった関係で、囲碁が登場する漫画を検索したらたまたま出てきたのです。そして一巻目を読んだとたんに面白い、と感じて全巻を一気に購入しました。このところ将棋の藤井聡太二冠が注目されており、将棋関連のコミックも増えてきました。しかし、そんな中で出色の出来ともいえる本作品は、丁寧に描写がされており、また、人間関係も興味深く描かれており、将にオススメの一冊です。更に、最近の日本の囲碁界は、欧米からの帰化棋士も増え年ごとに盛んになってきています。そんな状況をきっちりと描いたコミックです。基本的にはトウヤアキラとシンドウヒカルを中心にストーリーは展開していきますが、監修の先生がきちんと囲碁のことをしっかりとバックアップされ、見事に描かれています。囲碁・将棋の漫画はどちらかといえば将棋のほうが作品が多いのですが、その中で数少ない囲碁関連のコミックとして出色の出来です。ヒカルの成長と佐為との関係、アキラとの葛藤、更に院生の仕組みまできちんと描いてあるのはとても魅力的です。是非とも一読あれ！
Renta!で購入済み -
八代さん
5
2023-09-29
すごく良かった。はじめは碁をバカにしていたヒカルだったが、アキラや他の人に触れるたびに碁に惹かれていく。その描写がうまく、碁を全く知らない人間にも楽しめました。しかし碁を好きになればなるほどサイには良くなくて、サイは碁が打てないジレンマを抱えてしまう。しかしサイは自分が蘇った意味を知り、成仏していく。ここも良く、サイがいないことの苦しみを描ききることでヒカルが新たな一歩を踏み出せるきっかけを読者とともに掴めたと思う。そして意外なラスト。俺たちの戦いはこれからだエンド。しかし打ち切り感はなく、先を想像させてくれるラストでした。結局ヒカルとアキラは本編で戦って勝負つくことなかったな……そこは見たかったけど、でもこれもご想像におまかせします、でもこの作品らしいと思います。この作品が読める時代に生まれて良かったです。
Renta!で購入済み
参考になった
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学生時代にアニメがやっていました。当たり前のように見ていましたが、いま、しっかりと漫画を読んでみたくなりました。大人になった今読んでも、いいえ、大人になった今だからでしょうか、より面白さを感じます。当時はヒカルと同じぐらいの歳で、自分の人生なんてまるで考えず、「囲碁」という遊びがあるのだと、ヒカルはその遊びをとっても楽しそうにやるなぁ…と、ただそう思っていました。しかし、時が経ち、自分も人生を一生懸命生きてきた今、ヒカルの凄さ、強さ、意思のかたさ、色々なものに気づきました。そしてまた、改めて今の自分の人生にもっと刺激と向上心を持たなくては！と感じることができました。私はこの本を読んで、とても気持ちが高揚し、清々しい気分になりました。大人も、子供も、囲碁を知らない人も、誰もがいつか何かに気づく物語だと思います。