レビュー一覧

短編集で切ないお話が多いです。少し話の展開が強引かな？と感じるところもありますが、季節感や郷愁感が出ていて私個人としては好きな作品です。最後のお話はありきたりなストーリーと言えばそうなのですが、引き込まれる独特の雰囲気がありました。

短いおはなしが５編入っていまして、（１）シリアス、（２）シリアス、（３）ギャグ、（４）ギャグ、（５）シリアスという感じです。（３）と（４）は同一カップルの話で、あとは別カプの話です。全体のトーンに全くまとまりがなく、（３）と（４）では少し呆気にとられました。４８時間レンタルがあればよかったなあ・・・。

昔の、そして奥様方が読むドロドロ系の漫画。それのボーイズラブバージョンって感じです。読んでて胸やけしました。

シリアスからコメディ、サスペンス色々な短編が収録されています。一番最後の話は泣ける。遂げられなかった想いって引き摺るんだよなーと。

作家さん買いです。数々の短編集を出しておられる国枝先生ですが、シリアスとギャグの振り幅が大きすぎることの定評のある作家さんです。この作品の中にも切ない系シリアス、暗い系のシリアス、ギャグコメディ日本と、切ない系のシリアスの話が入っていますが、これでもこの作家さんの中には振り幅が狭い方だと思います、切ない系のシリアスやほの暗い話が好きな方に得にお勧めする作家さんでs、BLはらぶらぶいちゃいちゃハッピーエンド希望！の方にはあまりお勧めしません。ストーリーは短編集という特性から短くまとめないといけないことからも展開が早いのですが、『この二人はいったいどういう関係なんだろう、過去になにがあったんだろう、気になる！』と読者を思わせる力に長けている作家さんで、最後どうなるのかわからなくていつもドキドキします。受けが綺麗系、また攻めが男らしい外見をしているというのが定番なので、綺麗系の受けが好きな方にはお勧めです。

大学生同士の話は今現在のワチャワチャBLでもみれるけど他三作品は今ではなかなかゴーサインが出ない終わり方だと思うから貴重です。大切に大切に読みました。昔の作品だけど、今もこういう終わり方を支持してくれるファンはたくさんいるんじゃないかなぁ。新作まってます！

初見の作家さんでした。短編が5話、どれもシリアスなストーリー。でもちょっと笑えたりするのもあって。最後の「眠る男」は秀逸でした。短編なのに話が深く、エチはないけど、お互いの表情、想いがとてもよくわかる。タイトルの意味も最後にわかりますが、こんな再会もあるのは互いをずっと想っていたからだと。特に最後のシーンが胸を打ちました。ぜひこの胸にくる想いを多くの方と分かち合いたい。そんな作品でした。

コメディもシリアスなストーリーも盛りだくさんでした

作者買いです短編集ですが、シリアスからギャグまで幅広く楽しめる作品でした

正直内容は他のに比べると☆４でいいと思うのですが、不思議と読み返したくなっちゃうのは魅力があるからなのでしょう…という５です。シリアスもコメディもストーリー運びはすごくお上手な作者様。ただこの作品に関してはちょっとだけ引っかかるところがあったのですが、初期作品だからかな。やっぱりどれも好きではありますけども。「夏時間」のその後は「いつか雨が―」にちょっとだけありますが、切ないよ〜。そりゃあ忘れられるはずないんだよね…。でも私はどれも読後感悪くありません。