フレデリック王子が主人公の作品が『妃になれないシンデレラ』の邦題で出版されたので、続編である今作と両方購入。その今作では、『白鳥になれない妹』の主人公カップルが再登場したり、”Christmas Kisses with Her Boss”(未邦訳)の主人公カップルが「キャバーシャム夫妻」名義で言及されたり、など他の関連作のキャラ達も出てきます。話は心に深い傷を持つ主人公たちがお互い惹かれあって行く、というハーレクインではよくあるパターンなんですが、ハーレクインって本当に君主制が大好きだし、君主制廃止論者(民主制論者)は悪役にされがちだよなあ、と思ってしまいました(苦笑)。あとヒロインは記者だという割りに取材相手のことを調べなさ過ぎじゃね、という点も凄く気になりました。ただヒーローは前作でもフレデリックにいい助言をしていましたが、今作でもヒロインに対して特に傲慢に振舞わず、終始真っ当に接していた点は良かったです。