レビュー一覧

全力でエロしてるコメディ作品が上位を占める中、全力で恋してるロマンス作品でした。四季をしっかり感じさせられる、郷愁漂う雰囲気です。どれも甲乙つけがたく、4冊読み終えたような読み応えあります。

☆4.5。わー、久しぶりの作者様。楽しませていただきました。高校生と入院先で同室のお兄さん、夏休み期間だけお試し交際中の大学生の友人同士、高校生と亡き叔父の元恋人、ともに上京するための大事な大学受験を控えた友人同士という4CPの短編集ですが、とあるまちを舞台とした少しずつつながりのあるオムニバス的な感じです。ってことでちょっとストーリーが都合よく進むなと思うところもあるにはあるかな。読後考えてみればどれもハッピーエンドでしたが、「雨だれの頃」にも通じるような切なさも感じる一冊でした。どのカップルも良かったですが、特に最後の高校生は子供と大人の境目を懸命に生きてる感じがよく表現されていてとても沁みました。

「雨だれの頃」以来、久しぶりに購入してビックリ。絵が大幅に変わりましたね。とある作家さんの影響を受けているのかしら。また以前より絵が雑になったように感じてしまい、それはちょっと残念。…が、ストーリーは良かった！主人公たちの出会いから付き合うまでを描いた短編詰め合わせですが、どれも短編なのに心理描写が丁寧で枚数以上の満足感がありました。私は特に主人公が亡くなった元カレの甥っ子と出会う話が好きかな。これは完全なハッピーエンドだけど、幾つかのお話はハッピーエンドだったけど続編があったならきっと色々困難があって幸せなままでは終わらないんじゃないかなあなんて切なく思ってみたりもしました。次の作品も楽しみにしています。

絵の感じが好きではじめての作者さんですが買いました!!綺麗な絵だけど、風景とかが直線じゃないからくしゃっとした印象を与える感じが大好きです。話もすごく面白いです!!短編がいくつか入ってるので、深いお話とかが好きな方には不向きかもしれませんが、それでも短編によくあるあっさり恋人になってあっさり終わるって印象はまったくなく、どのお話も魅力的に感じました。

初作家さんでドストライク。こんなに満ち足りた短編集久々に出会いました。同じ町の中で4組のCPが四季ごとにオムニバス形式で展開されていく。どのCPも甘酸っぱくてほろ苦くて切なくてでも最後はあたたかい終わり方だった。短編集ってどこか物足りなさだったりバランスが悪かったりするものだけどこの作品に関してはそういうのが一切なくて、この一冊にこの４組の話がまとまってることが絶妙なバランスの良さでどの話も満足度が高くてそれぞれの話を読んだ後の余韻を残したまま次の話を読んでまたそれが良くて、一冊読み終えた後の多幸感がすごかった。最後の４組全員リレー形式で出てくるおまけがまた良かったんだよな〜もうカバー絵から巻末オマケまでまるごとまとめて最高な一冊でした。計算してこれをしてたら構成力が相当すごい作家さん（編集さん？）だと思います。いや〜こんな超特大級の大当たりに出会えるからやめられないとまらない

四季をモチーフにした4つの短編集。それぞれ短編とは思えないほどのストーリーはちょっと泣きたくなる様な切なさがある。そして、4つのお話がクロスオーバーして・・・ストーリー重視の人にオススメ。

４カップルの話が入っています。短編？失敗したかな、とおもったのですが、、どのストーリーも甘酸っぱくて、せつなくて、優しくてよかったです。短編ではありますが消化不良感がありませんでした。各ストーリーの最後におまけの話がついていて、それがどれも絶妙でほっこりさせてくれます。雰囲気が似たストーリーだな、と思っていたら同じ町での四季毎の話でした！最後のおまけページで気付きました。カップルを覚えておかないと最後プチ混乱になります、笑。

めっちゃ良かったです！初心者さん向けだと思います！

ただの短編集、かと思いきや、同じ田舎町が舞台の四季を通した話。最後に全ての作品がクロスオーバーする上手にまとまった一冊です。どの話も素敵でしたが、秋がテーマの『落ち葉あふれて』がとても好きでした。おススメします。

短編集にしては引き込まれる作品でした。登場人物の見分けはつきにくいのですが、言葉選びのセンスはとても感じました。ジーンと心温まるような話が詰まってましたよー。