レビュー一覧

ヒロインが20歳の時サントリーニ島で大学院生のヒーローと出会い、パリで再会する約束をし、ヒロインが待っていてもヒーローは現れなかった。それから4年、婚約秒読みのシークになったヒーローと、孤児院育ちで生花店で働いているヒロインはたまたま再会します。ヒロインがヒーローの子供を育てていることが分かり、結婚することに。急に異国の王女になり、しきたりや考えの違う環境、ヒーローから義務の結婚と伝えられたことから苦しむことに。・・・て、ヒロインが子供を産んでなかったら結婚もなかったわけよね。ヒーロー、ウブな少女を弄んだだけじゃないですか。理由があったとはいえ、別れすら自分で伝えられない。自分の立場ならばヒロインのその後を確認できたはずなのに調査しない。今ままで苦労しながら子供を育ててくれたヒロインに感謝や謝罪すらない。前シーク(ヒーロー伯父)以上にクズですね。その分-★です。ヒロインを知ってから頑張っていますが、これから一生かけてヒロインに償ってください。

「略奪王と黒衣の花嫁」というスピンオフのお話を読んでからこちらを読みました。他レビューにもあるようにこちらのヒーローはヒロインが忘れられないと思いながらも、付き合い当初から初心なヒロインを弄び捨てるだったろうし、別れる時も誠意を見せないとんだクズ男です。偶然のいたずらで再開し子供の将来の幸せを盾にヒロインを強引に王妃にした後も、慣れないヒロインの環境をよくしようという気づかいがあまり感じられず、自力で頑張れと突き放す場面もあり、ヒロインを手助けする「略奪王と黒衣の花嫁」のヒロインの性格の良さが更にわかる内容になってます。ヒーローなりに頑張っているというレビューも見られますが、私には自分に火の粉がかかってこないように機転を利かせただけだと思います。ヒロインと跡取り息子は良い人ですが、この物語は色んな意味で残念な男がヒーローです。

よくある、昔付き合っていて悲しい別れをした人が王族で、別れた後に妊娠がわかり、密かに出産して、何年後かに偶然再会し、王族の子を産んだならと結婚することになり、色々、誤解やすれ違いがあるが、最後は、ハッピーエンドになる。

シークのヒーローと養護施設出のヒロインの子供がきっかけでの格差婚。シークものは好きですが、思ったよりあっさりと終わってしまった感じがしました。

シーク物ですが、あんまりシークぽく無かったですね。話はう~ん…　一回読めば良いかな。

タイトルに花売り娘とあるけど、花を売ってる姿は回想シーンに一回きり（笑）ストーリーはよくあるシークものです。ただなんの後ろ盾もない王妃ってことで周りからうとまれることになり、子供のための結婚と思ってるヒロインはヒーローに頼ることもできず・・・。まぁ、ヒーローも頑張ってサポートはしてるんだけどね。ヒロインは逃げるかと思いきや、別邸にうつっただけで、すぐにヒーローと仲直りしました。

運命のいたずらで別れてしまった二人ですが、またまた、運命のいたずらで再会してしまいます。ヒロインには可愛い子供がいて、父親であるヒーローは再会してはじめてその事実を知ります。二人は子供のためという建て前で結婚しますが、ヒロインは慣れない環境で悪戦苦闘します。しかも、まわりはあまり好意的ではありません。彼女は遂に身を引き、自分は第二夫人になり、ヒーローには新しい妻を第一夫人として迎えてもらうよう決心します。その切なさは涙無くして読めません。ハーレクインらしいお話しです。

作者さん買いで絵も話の流れも大きな破綻もなく、なのですが。シーク物としては一見大きな障害がある訳でもなくすんなりハッピーエンドに見えて、そもそも叔父に跡取りがいないのは判ってたはずで最初からヒロインとの関係はナシと思ってたのでは?！と思うと複雑な気持ちのほうがおおきいかも…。

花売り娘って!?花屋の店員さんです。正直、ヒーローの従兄弟と結婚した方がサラっと幸せになりそうだけどね。シークの割にはヒーローも、まあまあ気遣いできて頑張ってます（笑）ヒロインは一途で優しく綺麗だし、子供は可愛いし！

秋乃さんらしい「清廉潔白な分、恋に不器用なヒーロー」「可愛い子供」「穏やかだけど、芯の強いヒロイン」が織り成す王道HQですね。思い込みで勝手に勘違いしてヒロインを一旦（！）罵倒してから急転回系ヒーローが嫌いなので、物凄いドラマとかは無いですが、あまり大きなストレス無くハピエンを楽しめました。「すれ違い」の設定も無理無理で無くて良かったな。 強いて言えば、ヒーロー！言葉足りな過ぎ！！！ 結婚後夫婦生活どうするのかとか、王妃の権限とか何も伝えて無いんかい！ そして「僕が二人を守る」「僕の決定は絶対だからだ！」とか豪語してヒロインと息子を国へ連れて来たくせに、ヒロインが廷臣達からボロクソ言われてるのに放置って？？？？