うーん。あらすじを読んだ所で予想は出来ていたのですが、コミック版は原作のエピソードが殆ど使われていない原作とほぼ別作品です。特に1巻なんて原作では思い切り話の枕だった部分に130ページ丸々使われています。原作は”Wings in the Night ”シリーズの8作目で、今まで1作目の『暗闇のファンタジー』を秋乃茉莉先生、6作目の『暗闇のヴィーナス』を羽生シオン先生、7作目の『暗闇のプワゾン』を光崎圭先生がコミック化されていますが、その『暗闇のプワゾン』で主人公ダンテを吸血鬼にしたダンテの大叔母サラフィナが今作ではヒロインです。原作は準主人公だったアンバーや彼らの両親、その2人の育ての親たちなどシリーズ前後での主人公たちや、吸血鬼抹殺と永遠の命を追求しているシリーズ常連の悪役などもっと多くのキャラが出てきて活躍する内容ですし、今作ヒーロー、ウィルが元軍人らしさを発揮して吸血鬼たちのピンチを救うなど話としての見せ場も多いし、出来れば原作通りにやってほしかったです。このコミック版の内容だとアンバーがヒロインでその後のサラフィナとウィルも出る(ウィルが大変なことになるけど)シリーズ10作目『暗闇のプリンセス』と話の整合性もとれないし、何でここまで改変したのですかねえ。コミック化して下さったこと自体が有難いと思うので星の数は多めにしましたが、本当に残念に思っています。
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うーん。あらすじを読んだ所で予想は出来ていたのですが、コミック版は原作のエピソードが殆ど使われていない原作とほぼ別作品です。特に1巻なんて原作では思い切り話の枕だった部分に130ページ丸々使われています。原作は”Wings in the Night ”シリーズの8作目で、今まで1作目の『暗闇のファンタジー』を秋乃茉莉先生、6作目の『暗闇のヴィーナス』を羽生シオン先生、7作目の『暗闇のプワゾン』を光崎圭先生がコミック化されていますが、その『暗闇のプワゾン』で主人公ダンテを吸血鬼にしたダンテの大叔母サラフィナが今作ではヒロインです。原作は準主人公だったアンバーや彼らの両親、その2人の育ての親たちなどシリーズ前後での主人公たちや、吸血鬼抹殺と永遠の命を追求しているシリーズ常連の悪役などもっと多くのキャラが出てきて活躍する内容ですし、今作ヒーロー、ウィルが元軍人らしさを発揮して吸血鬼たちのピンチを救うなど話としての見せ場も多いし、出来れば原作通りにやってほしかったです。このコミック版の内容だとアンバーがヒロインでその後のサラフィナとウィルも出る(ウィルが大変なことになるけど)シリーズ10作目『暗闇のプリンセス』と話の整合性もとれないし、何でここまで改変したのですかねえ。コミック化して下さったこと自体が有難いと思うので星の数は多めにしましたが、本当に残念に思っています。