レビュー一覧

それぞれコンプレックスを抱いたまま、初恋を引きずって大人になった2人の物語です。労働者階級から成功したヒーローと、真面目な資産家令嬢ヒロイン。ヒーロー優しげでなのは良いんですが、悪女に対する詰めが甘い。ヒロインが一生懸命はたらく子で好感が持てます。ヒロイン父の改心が意外。

10年前のほろ苦い経験がお互いのコンプレックスとなり、再会した二人。特権階級意識の強い両親に反発しながらも素直になれないヒロイン。絶妙のタイミングで邪魔をする毒色ライバルちゃん。素直が一番の近道ですね。

恋愛下手同士がようやく気持ちを繋げてよかったね～、って感じかな。主人公の二人にもう少し感情の起伏が見られたらワクワクして読めたと思います。

ヒロイン母は最後の最後まで鬱陶しいです。悪女役のヒーローの元恋人は思ったほど悪女じゃなかった。だって嫌な噂を流しただけで、ヒロインには何も言わず、ヒーローにアピールするだけだったから。

ペニージョーダンさんは大好きな作家ですが、この作品はヒロインの心情描写が少ないのと、ダイナミックさに欠けて、作家さんらしくない感じがしました。　ページ数の関係とは思いますが、もう少しヒーローも活躍して欲しかった。情けない部分が強調されているストーリーで、残念！

ヒロインがキリッと凛々しい感じの容姿で、この作家さんのいつもヒロインの柔らかい印象とは違うけど、性格も素敵です。ヒーローの女癖が悪すぎて迷惑被り過ぎてヒロインが可哀相だったけど、トラウマからこうなったヒーローがヒロインのお陰で解き放たれたので、今後はラブラブだろうな～。

貧富の差や壁って価値観が違うから、コンプレックスを持ちやすいのでしょうね。そして思春期の無意識に好きだったけど氣づけなかったところとか、良い意味で焦ったくなりました。ヒロインが良い子で美人さんで大好きです。私はストーリーもお気に入りになりました！

無料サンプルを読んで購入。初恋が実って良かったです。

自立していて誠実で優しくて健気なヒロインが素敵でした。自分がヒーローを差別したわけではないけれど、家族の言葉を否定しなかった事も反省が出来る女性です。ヒーローは家族のトラウマから愛を信じないタイプのプレイボーイですが、ヒロインには一途な男性でした。ヒロインとベッドを共にしたヒーローが、ムチャクチャ混乱しているのが何とも笑でも、頭を整理する為にヒロインを避けているだけなので良かったです。ヒロインは不安になりますが、相手を責めないヒーローなので安心しました笑最後のプロポーズもしっかりとページ数があるのが良かった。ヒロインの家族は名歌なので差別意識がありますが、父親が変わって良かったです。ヒーローの功績を知った母親も反対は出来ないでしょうしね。ライバルの女性も意地悪はしましたが、ヒーローが本当にヒロインを愛していると気付いたのかなと。全体的に読後感がスッキリしている、素敵なお話でした。

作者さん買いです。先生の描く作品はどれも絵が綺麗で読みやすいです。ストーリー的には少し、、、なところもありましたが、ハッピーエンドで終わってよかったです。