レビュー一覧

「両親の不和のためヤンチャをしていた主人公が、当時の仲間にのせられて売春し初体験。その後5年間男のことが忘れられなかったがようやく再会。誤解もあったがお互い想い合っててラブラブとなる」と、話がこれだけなんです…。本当にこれが全て。そして主人公翔の想い人である弁護士曽宮のバックグラウンドと大切なキーパーソンであるはずの怜司と松木原との関係、香港での犯罪などがわずか数ページで唐突に説明されているだけなので、怜司のキャラがいまいち掴めない。ノンケである松木原の事を香港まで追いかけていくほど好きなのは判りましたが、結局曽宮の事もそれなりに想ってた？翔視点の一夜の後、間髪入れず曽宮視点でほぼまったく同じシーンを読まされるのだったら、その分曽宮の背景に費やした方が良かったのでは？文章や台詞も所々で引っかかる事が多くて、最初の夜どこからか大きなバンソウコウが出現したり（高級ホテルなのでファーストエイドが備え付けてあったにしても消毒薬は無かったようだし。ちなみに焼酎ならともかくワインは消毒薬にはならないしかえってNGですよ〜）表記ミスも含め不自然な点もちらほら。いくつも作品を発表されている作者さんの様ですが、私とあまり相性が良くないんだろうなと感じました。

文章力の問題なのでしょうか、分かりづらいところがありました。名前の誤植も見つけてしまい、盛り上がってる場面でこれは無いでしょう！と思います。ごめんなさい、48時間でじゅうぶんです。