レビュー一覧

未来くんが流されやすくて何でも受け入れすぎて純粋というより節操なしに見えてしまった…良く言えば博愛なんでしょうけれど、個人的にはあまり未来くんを好きになれなかったです。日平とも結局告白されたから好きになったとか１人になりたくないだけなんじゃないかって気がして、未来くんの気持ちが薄っぺらく感じてしまった。日平に対してだけは未来くんからアクション起こしてくれてたんならなぁ…。

レビュー見て購入。私には駄目でした。まず未来くんを好きになれなかった。私が歪んでるから？(笑)ってのもあるかもしれませんが。一応純粋な子って好きだったはずなんですが、この子はどうも…最後まで駄目でした。サンプルではいけると思ったのになぁ…残念。確かに恋を知っていく、って感じはしましたけど、その過程でキュンともせず、ハラハラもせず、ドキドキもなく。うーん…なんとも言えない読後感。ハッピーエンドで終わってはいるんだけど、なんかなぁ。途中で読むのやめようかと思ったくらい。チケット払ったんだからと思って読んだけどね。読み返すことはないです。

未来くん(主人公)にたいして共感できるか？で評価が変わりそうな作品です。自分は未来くんと同じで、好きになってくれる人と付き合うスタンスだったのでよくわかります。真面目人間にありがちなのですが、経験とりあえず積んどこう的に恋愛と向き合う訳です。相手がそれで傷付くのは目に見えてますけどね…。未来くんはそういう意味でビッチではないぽいかな。繊細な絵柄と内容がマッチしてて綺麗でかわいい作品でよかったです。

日平くんの、気持ちになると痛いです。最後は、両思いになるから良かったけど。なんか、苦しかった。日平くんも、誰かと付き合ってたりの設定ならこんな苦しくなかったはず。けど、この苦しいのが吉田ゆうこ作品の良さですね。大好きです。

惚れやすい、流されやすい未來くんがイヤでしたが、優しくしてくれる人はみんな好きになる、子供みたいなものなのかなと思い、そんな未來くんが本当の恋を知る成長物語なのかなと思いました。

受けが言い寄られればふらふらとついていってしまうようなタイプなので、好き嫌いが分かれる内容かと思いますが、個人的にはストーリー全編を通して好きなお話でした。皆さんが言うように、純粋無垢な受けがどんどん汚されて行くという表現が正しいです。どうしてすぐ人を信用してしまうのかと危うさのある子でしたが、汚されて相手にいいように利用されたり、好きという気持ちを持ったのに簡単に裏切られたりした経験で、身をもって学び成長していくので、最終的には少し安心ができました。今度こそ思いやりがあって大切にしてくれる相手と相思相愛になれたね！というハッピーエンドですが、学生の恋愛ということで、その先のことを考えるとやはり脆さや儚さ、先の見えない不安が残る感じがして切なくなります。考えすぎず、よかったね、幸せになってねという気持ちで見守ってあげたいなと願いたいお話でした。

この作者の漫画は嫌いではないのですが、未来くんは頭の弱いビッチにしか見えず幼馴染くんが気の毒でした。

男を惹きつける系の無自覚ビッチになってゆく純真無垢だった未来くん。そんな彼を近くで見ていた日平くん。その設定は凄く好きでした。絵も綺麗で、ストーリーの読みごたえもあったのですが、各キャラクターの心の動きが読み取り辛くて、ちょっと・・・★４だな。

清純派Ｂッチ受け……。このキーワードで引いてしまう人はやめといた方が良いかも。受けを好きになってしまった攻めがひたすら気の毒なお話。そういう性癖の方には刺さるかもしれません。私は作家買いしたものの、この作品は私には合わなかったな、という印象です。誠実であれ、が受け（未来くん）のテーマなんですが、彼が誠実なのは自分を求めてくれた相手に対してだけで、たぶん一番心配してくれてる攻め（日平くん）に対してまったく誠実ではない。攻め以外の相手が、まあ見事にクズ男ばかり釣り上げていて、彼らに対してはどんな変態プレイにも誠実に対応します。たぶん誠実の概念が普通の人とは違うので、結果として清純派Ｂッチという男性の性における理想の存在になってしまっています。

好きと言われたら好きになってしまうような未来くんのピュアビッチぶりがなんとも痛々しかった。