レビュー一覧

作者買いです。作者さんはせつないお話が多く、今回も過去をひきずる設定にはせつない要素もあるんですが、基本ラブコメ、そして面白かったです。過去の恋をこじらせて映画をとれなくなっている監督百鬼と、その作品をこよなく愛しているうちに監督まで愛してしまった四ツ森のお話です。四ツ森22歳×百鬼35歳で、年下わんこ攻め、ビッチおやじ受けです。といっても、作者さんは40以上オヤジ認定だそうなので、百鬼はオヤジではないのかな。私はわんこ大好きなので、百鬼のことが大好きすぎて、セフレどころか棒スティックよばわりされてもくじけない、どこまでも明るくおバカで残念な四ツ森が可愛くて大好きです。四ツ森の愛は空よりも広く、海よりも深く、ホント立派なわんこです。個人的にはもう少しキュンとするところが欲しかったのでストーリーは☆４くらいかもしれないけど、わんこ好き＋作者さん好きから、ちょっとおまけで☆５です。

あ…面白かった…この作者さんの中で1番好きです。いい加減で破天荒でビッチな（？）オッサンが受という感じなので甘々なのが好きな人には向かないとおもいますが、人情ものが好きでおじさんに萌えられる方には是非オススメです。当たり前のように乗っかってセックスしてます。とにかくオッサンが魅力的です。

メガネ髭天才映画監督35歳。性格は男で横暴、襲い受ですがそんなにそういうシーンの描写はないです。BLっていうより、才能あるゲイで受の映画監督の話と思って読むと面白いかも。これから二人の物語ってとこでなので続いてほしいな。攻（棒）の四ツ森はわりとすんなり欲情して受け入れますが、この人の存在感が薄くて（私には萌えられるワンコっぷりではなし）、読み終わったあとロクとヒフミさんのことは思い出せたのに、印象や残った言葉が"棒"しかなかった…脇役も含め人は好きだしそれぞれに用意されたエピソードはいいのになぁ。

オヤジ受けは清潔感がない感じがして苦手なものが多いのですが、これは破天荒でだらしないオヤジ受けの設定でも、エロ描写が少ないのと清潔感のある若い時の絵があるので気にならず楽しめました。攻めの一途さがかわいくて、コメディで笑えるだけでなくほろっとできる場面もあってとても面白かったです。脇キャラも個性的で印象深い話でした。

初めて読む作者さんでしたが、おっさん受け大好きなのでたのしめました

三白眼のえっちなおじさん…最高です…最初はただのビッチなおじさんの百鬼カントクですが、後半にいくにつれてその心の内が見えてきます。誰にも言えず、自分のプライドの高さもあって、なかなか一歩を踏み出せなかったカントクが、四ツ森くんに背中を押されるところ、よいです。四ツ森くんみたいな人、今までカントクの周りにはいなかったんでしょうね。サンプルの絵に惹かれて購入しましたが良い買い物をしました。

お話自体はすごく良かったんですけど、トラウマより２人の顛末にもうちょっとだけページ数さいて欲しかった。ちょっと駆け足というか都合のよろしいまとまり方に感じてしまった。とはいえ、絵に抵抗なければオススメです。

すごくいいと思います。サンプルとあらすじを見て、エロばっかりのドタバタコメディーって感じなのかな？と思い躊躇したのですが、百鬼監督の見た目が好みだったので思い切って読んでみたら、何気にそんなにハードなシーンは無くて、意外とハートフルなストーリーでした。おやじ受、わんこ攻ですが、攻の四ツ森の印象がどうにもこうにも薄い…。監督が色っぽすぎるのと、脇キャラの個性が強いから、四ツ森が霞んじゃうのかなぁ。でも、とにかく監督がダメな人だけどカッコよくて（私の個人的趣味ですが）、そのカッコよさだけで何回でも読めそうです。

この作者さんの描くおやじが好きで、作者買い。かなり前の作品なのかな？

「両思いなんて冗談じゃない」はオッサン×オッサンで、私には受け入れ難かったけど、この作品は受けを崇拝する若いワンコ攻め×天才だけどビッチなオッサン映画監督受けだったので難なく受け入れられました。年下ワンコ攻め、大好きです。