レビュー一覧

前作でファンになり作者買いです。今回も綺麗で素敵なお話でした。エロは前作同様ありませんが、しっとりとした素敵な雰囲気があります。2組の関係にまつわる連作短編と、個別の短編とで構成されています。前作が気に入った方には是非お勧めしたいです

作者の独特な世界観が好きです。前作「爪先に光路図」もそうですが、画がとてつもなく美しいです。美術書を眺めているかのよう。言葉での表現が少なく、つまらなく感じる読者さんもいるかも。でも雰囲気を掴めばとてもしっとりと美しいお話です。

「爪先…」を読んで、こちらの作品も読みました。どうも私には、写真からおこしたような背景が合わないようです。とはいえ背景と人物が合ってない訳でもないので、嫌いになれないのですが(苦笑)今作を見て、激しい感情をもう少し表現してほしかったなと残念に思いました。穏やかな作品のなかにもピリッとしたものがあればこそ、より豊かになると思うので。次作への期待を込めてちょっと辛めの評価です。

星を造る、という設定がとても好きです。稲垣足穂の世界が好きな方には堪らないのでは。緻密で美しい絵を見ているだけで世界観に浸れます。ただストーリーに起伏がないので物足りない感じが残ります。なので星４。

昔懐かしい、レトロなファンタジー感で素敵でした。宮沢賢治や、長野まゆみの世界を具現化したイメージ。所謂流行りのＢＬ漫画とは毛色が違いますが、文学系ファンタジーとしてそういう小説や世界観が好きな人にはお薦めかと。30代の自分は、何故か懐かしさの込み上げる世界観でした。優しい物語です。

星を作る研究者？たちの不思議なファンタジー。同時収録も不思議な話でした。淡々とした展開でよくわからないところもありました。

無期限アップグレードしました。みなさんの言う通り、ほんとに絵が綺麗！ほんのりBL風味ですが、相手を大切に思っている事が伝わってくる、いいお話ばかりでした。３CP入ってますが、どれも良かったです。1CPは最後に星の子が感激している様子を攻(攻てもないけど)が静かに微笑んでる描写がとても好きだし、2CP目はこれから始まる感じで終わってて、これもまた良し！私は最後の植物のCPの話が特に好きです。話が静かにたんたんと進むので、物足りない方もいらっしゃると思いますが、読み返すと切なさだったり、悲しみだったり、愛しさだったりとグッとくるものがあります。この作者様のファンになりました！

優しいお話でした。二話目のお話が好きでした。綺麗な絵で大好きです。

表紙のカプと製造工場の部下である別カプが収録されていました。どちらのカプもお互いが惹かれ合うプロセスの描写が足りない気がします。エロは一切なし(いつものことですが)で艶いシーンも皆無。この先生の描く世界が好き、でも爪先に～の方が魂を揺さぶられたなー。

静かにつぶやかれる声に耳を傾けながら、物語の世界に誘い込まれていくようです。中編と短編が1つずつ。どちらも登場人物は数人だけ。多くは語られないけれど、愛する人を失った悲哀も、想いの届かない辛さも、恥じらいながら寄り添う心の温かさも、ひたひたと伝わってきます。そして、気持ちが洗われるような読後感。是非。