レビュー一覧

ＢＬにして西部劇という新しいジャンル。ページ数少ないし７チケ捨てる覚悟で購入してみました。ワケあり保安官×インディアン風青年のお話で、丸ごと一冊が彼らのお話です。絵は劇画風ですがとても画力があり、ストーリーの進行も滑らかであっという間に読み終わってしまいました。ページ数が少ないと不自然になることが多いのですが、その点は違和感がなく、まとめ方が非常にうまいですね。Ｈシーンは少ないですが言葉が通じない主役二人の交流は微笑ましくそれだけで満足です。インディアンがカッコイイと思う人、男臭いのが好きな人はツボると思います。ただ、やはりこのページで７チケは高い。なのでちょっとでも好きじゃないジャンルだと思った方はヤメたほうがいいかも。それでも、もし続巻が出たら私は買いますけどね(笑)あと巻末にあるオマケの４コマが可愛いわ萌えるわでニヤニヤしちゃいましたｗ

とにかく絵が独特で上手い。特に馬が上手ですね。多分、作者は馬に見識があるんでしょう。ストーリーは非常にシンプルです。野垂れ死にしそうになっていた保安官が、荒野で先住民の青年に助けられるんですが、このあたり、もののけ姫的な看病シーンなどが萌えです。その後の展開は、まあ西部劇らしいセオリー通りな展開です。トトのコスチュームがエロくていいですね！ヒモをするっと解くとこなんか、ドキドキします。H度は低いですが、全編に体臭の混じり合うような野性味溢れる官能が感じとれますので、脳内付加が得意な方は満足できるでしょう。残念なのは、トト側の背景が描かれてないところですね。なぜ、一人で荒野にいたのか…など。その辺りが描いてあれば、ページ数ももっと増えたでしょうし、星五個でよかったですけど。減点しました。このページ数でこのチケット…高いですが、西部劇のBLはなかなか珍しいし、巻末のオマケ漫画のトトが可愛いいので私は満足しています。

これがとても色気ある素敵な作品だからこそ、私もこのBL展開がすごく不自然に見えちゃうのですよ…。う〜〜ん、ジレンマ！２,３巻使って押したり引いたりしてくれればもうちょっと納得のストーリーになるかなと思います。ただこの作者さんの登場人物のオトコくささはやっぱりたまんないし、何と言っても言葉が通じない二人が無言で誘い誘われるシーンがもうっ！(事情により挿入なしなのは恨めしいですが。)というところで☆は5にしておきますけども。

作者買いです。西部劇はあまり好きではないのですが、一ヶ月半悩んだ末、「琥狗ハヤテさん＞西部劇」と、腹をくくって購入に踏み切りました。決心して良かったです！西部劇って埃臭いイメージなのですが、このお話からは全くそんな事を感じさせません。トトの崇高さといったら半端ではありません！作者様のブログにて、トトが何故独りなのか？何故それが本編に描かれていないのか？という問についての説明がありますので、興味のある方は読んでみて下さい。もう少しページ数があれば尚良いと思いますが、それでも満点を付けさせて頂きます。四コマが可愛すぎ。

現れたトトの顔つきが、めっちゃ好みでした(笑)話も、絡み合うだけではない男臭い色気が漂う上質感がある。ただ、丸々１冊で描かれていますがページ数は少ない。7チケットと考えると本編だけではちょっと物足りない感はあります。が、その分を描き下ろしの４コマが補っています。とにかく可愛い(笑)とりあえず48Ｈで読んでから無期限にするか、考えてみても良いのでは？と思える秀作でした。

初めて読む作者様の作品です。BLで西部劇とは…と興味本意で借りてみましたが、思いの外良かったです。フランの男臭さも、トトから香り立つ色気もドキッとするものでした。これから何回も読み返して楽しもうと思います。ただ残念なのが、ストーリーにあまり起伏がなかったこと。盛り込もうと思えばもっとハラハラドキドキやラブを盛り込めたんじゃなかったのかなあ〜〜？惜しかった！でも巻末のおまけ漫画のすりすりのイメージ映像には爆笑させられましたよ！！

王道西部劇な展開ですが、私は安心して読めたので満足です^_^ただ、もう少し伏線多めにして長く楽しみたかったかな、と思い★4にしました！続編あれば読みたいです(^o^)/

受けの色気がすごかったです。ネイティブの服って本当にあんなんですか？肩丸出しとか、足のスリットとか色っぽくてそそられました。それと最後の4コマが可愛くてツボりました。お値段的にはもう一話くらい、二人の短編が読みたかったです。または4コマをもっと増やすとか。この作風はすごく気に入ったので応援の意味で☆5にします。

二人どちらも男らしく無骨な感じで良かったです。最初読み始めたときはこのスケールで一冊で収まるのかなと心配しましたが、最後まで尻すぼみにならずちゃんとまとまっていました。何故トトが一人なのかがちょっと気になるところですが、絵も上手く世界観も独特で、エロ少なめ・多少チケットお高めでも全く後悔しませんでした。読み終わったあとに余韻が残る一冊です。

西部劇BLって新しい！と思って借りてみました。ストーリーも綺麗にまとまっているし、絵柄も世界観にぴったりでした。ただ、トトが何故部族から離れてたったひとりで荒野にいるのかなど明かされない部分も多く、消化不良な部分も。また、白人がネイティブアメリカンと行動を共にすることや男同士が肌を合わせることへの精神的抵抗が描かれていないところももったいない。これだけ舞台設定が整っているのに、そういった内面の迷いや葛藤は描かれず、昔の仲間との決着に終始しているのがやや残念です。