レビュー一覧

2巻に収録されている別話『金の糸、銀の針』が最高です。このお話が読みたくて購入しました。

怖いというよりも、とても切なくて胸の苦しくなるようなお話でした。それにしても曽祢先生はやはり人の心の闇を描くのが上手すぎる・・・！！人と人との関係はほんの少しのすれ違いや何かのタイミングのズレで一気に崩れることもある。血が繋がっていてもいなくても。何かが少し違えば起こらなかったかも知れない少女の心の傷。反対に、脆く見えても結ばれた絆は驚くほど強固だったりもする。どう転ぶかは自分たち次第、心の持ちよう次第だと考えさせられました。それにしても、数多ある物語で敵対するのが「もう一人の自分」だった場合、受け入れることが解決策なのはセオリーなんですね・・・。アニメ映画のブレイブ・ストーリーもゲド戦記も、レイアースもNARUTOもそうだった・・。

懐かしくて借りてしまいました。　この作者さんの絵柄もすきです

オカルトには違いないけれど、波瀾万丈というわけではありません。静かにストーリーが進み、静かに終わるという感じです。ここの作品紹介は少しオーバーじゃないでしょうか。おどろおどろしいオカルト物が好きな方には物足りないと思いますが、わたしは好きです。ラストのコマに書かれているサミィの思いが印象的です。

金のベールに・・このタイトルは最初に読んだ日から何十年たった今でもすごく記憶に残っていて、内容も今でも色あせない素晴らしいものです。七年目のかぞえ唄に掲載されていると、知り、この作品が読めるレンタに登録したぐらい怖いけど大好きな作品です

曽祢まさこ先生の作品の中で一番、絵、話共に傑作ではないでしょうか。子供の頃に読みましたが、大人になって読むとまた違う感想を持ちます。子供の当時、継母が出て来るサスペンスと言えば、犯人は継母が定番でしたが、今の世の中を考えると血の繋がりばかりが真の信頼関係ではなないなと感じます。

この作者さんの作品は何冊も持っていますが、今回は、昔読んだような気がする古い作品を購入してみました。今とは少し作風が違いますが、作者さんらしい内容で、ホラーと人間模様がバランスよく描かれています。

古い作品ですが、読む価値のあるしっかりとした良作です。継母に一片の疑いを持つヒロインを軸とした人間ドラマです。人間同士の絆、悪意とは何か考えさせられる作品です。

懐かしい！！子供の頃、リアルタイムで連載してるの読んでました。当時はすごく怖く思いましたが(笑)でも、潜在意識や、押し込めた本音など、現代でも通じるテーマですよね。ラストの切なさもいい。

2巻に収録されている「金のベールに銀の糸」が読みたくて購入しました。仲のいい美しい姉妹の愛憎入り混じったお話で、今読んでも面白かったです。