レビュー一覧

震災後ネタとしては秀逸。とてもとても大きな悲劇に対して、そこに絡め取られまいとほんの微かな意志を示しただけなのに、それをネタに虐めにあう主人公。彼女が偶然たどり着いたカフェ、そこに集う一風変わった人々。直接震災に言及することなく、『回復』を予感させる作品。

良かった。全体に思い雰囲気がするけど。軽いコメディーや変人メンバーが心地よいコタロー君も良い味わい

　本当に面白い。魂を揺さぶられます。狩撫麻礼氏が亡くなって、大川端探偵事務所の続巻も諦めていましたが、本作は、そんな満たされない心を十分に満足させてくれます。この続きが本当に楽しみです。一気に全巻読んでしまいました。　考えてみると、僕が過去に読んだ、たなか亜希夫さんの漫画は迷走王ボーダーに始まり、南回帰線、軍鶏、ネオボーダー、大川端探偵事務所などと、大多数は原作者がいました。原作者のいない、たなか亜希夫単独の漫画は「フジワラくん」以来でしょうか。余談ですが、フジワラくんは今も僕の寝室の本棚にあって、仕事で疲れたとき、色々嫌なことがあった時に読み返すと、ぐっすり眠れる傑作です。フジワラくんのハードボイルドな生き方にしびれます。　島野さん、ぜひ、連載を継続してください。古い話ですが、漫画アクションは江口寿史のキャラ者が打ち切りとなり、異常なお色気路線になって、定期購読をやめました。　

昔から好きな作家さんでした。久しぶりにいい作品を見て面白い早く続きが見たい

ストーリー自体も面白いですし、被災地のことについて書かれてる漫画が少ないと思っていたので何年経っても忘れてはいけないものだと考えさせられました。レンタルでも購入でも満足出来ます！

思ってたよりもシリアスな設定でおもしろかったけどちょっとくらめなお話し。

私も絆や家族という言葉が嫌いです。羊の存在で軽過ぎる扱い 馬鹿みたいな人生

東日本大震災をひたすら悲しいものとして描くのではなく、そこから生まれてきた「何か」をテーマにした作品です。ユーモラスなところもあるし、憎たらしいところもあるし、絶望を感じさせるところもあって、でも、ほんの少し希望を覗かせてくれる、そんなストーリーが詰め込まれています。

冴えない女の子の絵だな。とりあえず一巻無料だし読んでみるか。な気軽な気持ちで読んだら深いとても深い。ブサカワイイコタローにも過去がある。勿論主人公の表紙の女の子にも。彼女の幸せを例え架空のマンガの世界の子でも願わずにはいられない。

故郷への思いをマンガという媒体にのせた鎮魂の物語。 女子高生サキの細っこい身体から、一体どんな音が響いているんだろう…そして、永巌寺ひろこの唄声を最前列でドドンと浴びてみたい(笑)。 　…サキの夢に出てきた蟲ぃぃ…あれだけは勘弁して欲しかった…(汗)