レビュー一覧

大きな病気をすると、周りが好意で色々な事を言ってくるので迷う人の話をよく聞きます。母のマクロビは、子どもの為と言うより、自分が何かしないといたたまれなかったのでしょ。

自分も同じような状況になったとしたら、この様な最期を迎えたいと考えさせられました。

悲しさと切なさをじっくり噛みしめて味わう作品でした。

著者本人の経験談です。こんなに近くにいた友人が難しい病気であっという間に亡くなる経験は辛いですね。ましてその闘病に伴走したのですから、人生観に大きな影響を与える経験だったと思います。

いろいろ考えさせられるストーリーでした。また落ち着いた時に読み返したい。

親友の病、死、18歳から28年過ごした友との別れ。寂しいだろうなあ。私も30代の時に何人か密に過ごした友人をガンで亡くした。ガンはほんとうに、なぜなるのだろう。解けない謎なのかもしれない。読んで良かったです。

こんな風に頼れる家族や友人がいて、経済的にも余裕があって、最期の時を過ごせる人が羨ましい。