レビュー一覧

シリーズ2巻目、心待ちにしていました。安定の文学満載で、美しい言葉の2人のやりとりが楽しいシリーズですが今作、あの正祐が明らさまな言葉で大悟を翻弄しているのが凄く面白くて、あの大悟が、焦れるほど無意識に煽る煽る。お陰様で艶めく正祐もたっぷり堪能出来ました。異端児登場！新人作家の宙人クンです。大悟に金髪馬鹿と呼ばれたり、歴史や昔からの日本文化を知らないまま歴史文学を書いてしまう今時の若者。ですが、芯の所でやはり表現者の熱情をちゃんと持ってるなぁと、彼のお陰で、現在の文学小説の在り方など、様々なモノが時代と共に変わって行く中ででも、絶対に揺らがない基本があるからこその変化だと分からせてくれます。正祐さんにも直球で口説いてきます。その真っ直ぐさが、彼の最大の武器で、当て馬としてはかなり優秀。うっかり正祐さんも情を持ち、ある意味大悟がやきもちを焼く程。彼のお陰で奇しくも2人の仲が深まったという…宙人クンに幸あれと願います。なんだかずっとくされ縁になりそうな3人です。正祐の弟クンも今回、ガッツリ登場！2人のお互いを思う気持ちを弟クン目線で書かれていて、一層、感慨深いかと！笑笑。弟クンもとっても良い子。今回も文学満載。とても楽しく読ませていただきました。

燃えたらいいのか萎えたらいいのか…と大吾さんがお困りでしたが、大丈夫、こっちはとっても萌えてますよ。萌えてますけどそれにしても正祐さんのアンバランスさが際立ちすぎて途中珍獣でもみているような気分になりました。そこがまた魅力なんですけどね。今回も文学知識の泉のような2人の会話が美味しそうな酒と肴と共に存分に楽しめます。鳥八で出会ってから1年頃のお話ですね。この作家さんは毎度毎度どのお話でもその口を通して読者に大切な事を教えて下さっている気がします。だから読み飛ばせないんです。ついじっくり咀嚼しながら読み込んじゃう。でもって閨事の描写はかなり艶めいており素敵です。おすすめです。今回のキーパーソン宇宙人的間男宙人はいろいろ気の毒な扱いですがかわいくて魅力的なキャラクターでした。がんばれワンチャン！無理だろうけど…。大吾さんと正祐さんやっと甘々になりましたから。名前ってこんなに大切だったんですね。正祐弟のお話も入っています。

待ってました！ 続きが読めて嬉しいです。 オトナBLですね。1回目はサラッと読んでしまいましたので、2回目はじっくり読み返したいと思います。良作、いやいや秀作でございます。

待ってました〜(≧∇≦)と、飛び付いたのは良いけど、前作とちょっと印象が…。東堂が亭主関白っぽい（正祐目線だからか？）気がする。ベッドで名前を呼ばせたがったり、自分ちの台所で料理させたがったり…嫁か？(´д｀|||)。正祐は相変わらず、グルグル悩みまくってますけど(^_^;)文章も、一文に単語を詰めこみ過ぎて流れが悪かった所がいくつかあり、読みにくかったです。ただ、続くと言うことなので、期待を込めて星四つ(^o^)

作家×校正者で、第2巻にあたります。作者の方にとっては、とても勇気の要るテーマではないでしょうか。ただ、より正しい日本語が必要な職業を主題とできるほど、この作者さんの文章が優れているとは思えず…。主人公たちは軽妙洒脱なやり取りを意識しすぎているのか、会話文がいちいち嫌味ったらしく、鬱陶しいです。攻めも受けも、コミュニケーションの手段や相手を理解するためというより、自己主張として、相手より優位に立つ手段として日本語を使っている感じ。BLの登場人物としては好感が持てませんでした。

前作から続いていますので、まだの方はそちらを先に読んで下さい。色悪ちゃんがますます校正ちゃんにめろめろです。業界内の話とか文学的知識がないとちょっとキツイかもしれない部分はありますが、まあそこはすっ飛ばしても何とかなります。でも個人的には知らなかったことがあったら取りあえずググるのでもいいので調べて取り入れて欲しいですね。山椒魚とかね、深いですよ・・・うん。

2冊続けて読みました。2人が嫉妬したり可愛いく思える。こんなに分かり合える人は他にないなぁと本に関する会話からも思えます。

シリーズ2作目。ただただ面白い。言葉のチョイスが深いから興味深さが増す。愛情表現のやりとりが笑えます、そして胸にきます。

大吾の執着ぶりがあらわになってきました！いい感じ。もう美しい二人が小難しいこと言って、日本酒飲んで、小競り合いして、イチャイチャするって最高。

この2人にまた出会えると思わなかったので嬉しいです。そして絵が綺麗だ。