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特殊な性癖のお話でした。面白くないことはなかったんですが、何回も読み返すことはないかも。人型でない交わりに嫌悪感のある人は避けた方がいいようです。

あらすじを見ていったいどういう話？と読みました。この作者さんは2作目ですが(前回は愛がしたたる…です)、生理的不快に感じるギリギリのラインを責めてくる気がします。でも登場人物が少し浮世離れしてるせいか、文体が飄々としているせいか、絶妙な味わいがあります。クセになります。

私はかなり変態耐性がある方だと思っていましたが、このお話はなんか無理でした。モフモフ系BLによくあるような「君が好きだから異形とのHも許せちゃう」的な雰囲気ではなく、ガッツリ犬（の性器含む）に対して欲情し、対犬スタートで恋愛が始まる様子が、どうにも生理的に受け付けませんでした。あと、文章は下手ではないのですが、淡々とし過ぎて情熱や愛情、ドキドキが伝わってこなかったです。

なかなか特殊な性癖で…ちょっと引いたのは一瞬で。結局は甘々なお話でした。