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誰もが一度は耳にしたことのある安部定事件に深く切り込んだ逸作。(3.4巻目は未読)「淫乱が治らないなら娼妓になれ」と言う父やその父に暴力をふるい、商いをしている実家の有り金を全てかっさらっていく長男、使用人と出来て出戻りになった姉、そして定を食い物にするおじおば、と転落人生は定本人だけのものではないんだなぁと再認識しました。てか、定って今で言えばアスペルガーだったんでは?と。実際本人も精神内科へ受診してた経緯も織り込まれていますが、時代が時代ならお薬処方されててかもしれません。加えて、昭和の絵師、村上一夫氏の作画がストーリーとほどよく融合して、久々に堪能しました。
昔の男尊女卑とか性差別ってここまで酷かったのかなぁ。まぁきっとそうなんでしょうね。男が女に何しても許された時代だったからこそそれを利用する強い女たちがいただけのこと。毒婦なんて失礼な!
阿部定の漫画はたくさをありますがこれはよみやすかったです!
面白い。古風だけど斬新な作風が素晴らしい。「昭和の絵師」と呼ばれた上村一夫。竹久夢二に影響を受けた絵は、時々ドキッとするぐらい新鮮でお洒落なのです。何だか古臭い、と苦手な方も多いかもしれませんが。
阿部定編のみ読みました。どこまで脚色されているかわかりませんが、読んでいて苦しくなりましたね。梅毒の結末はどうなったのでしょう。最後まで気になっていました。
非常に面白く読ませていただきました。どれくらい脚色されているのかはわかりませんが、定の人生がどのように転落していったのか、とてもわかりやすい!裕福な家で生まれ育ち、容姿にも恵まれたのに、女性としては底辺まで落ち込んだ生活。更正の機会は何度も訪れたのに。愚かな女です。子供が居ないのが救い。
阿部定の名前は聞いたことはあっても、どういう事件だったのか知らなかったので読んでみた。家庭・人格・人間関係など、いろいろ破綻していて本当なのかな?という気持ちが拭えない…が、事実としてあった事。なんともスッキリしないモヤモヤ感が残る。
有名な阿部定事件の作品は、映画「愛のコリーダ」をはじめ、数々ありますが、この作品は非常に深く定の内部に入り込み、かなり忠実に描いていると思いました。センセーショナルで猟奇的な事件ですが、実際の定は懸命に愛を乞うた人だったように思えてなりません。ちなみに定は恩赦を受けて出所後、結婚したそうですが、その後離婚しています。絵も昭和初期の時代に合っていてとても良い作品でした。
どろどろと、重い作品、、、しかし引き込む力も凄いです。
ドキュメンタリーというよりフィクションの方が多いような気がする。
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誰もが一度は耳にしたことのある安部定事件に深く切り込んだ逸作。(3.4巻目は未読)「淫乱が治らないなら娼妓になれ」と言う父やその父に暴力をふるい、商いをしている実家の有り金を全てかっさらっていく長男、使用人と出来て出戻りになった姉、そして定を食い物にするおじおば、と転落人生は定本人だけのものではないんだなぁと再認識しました。てか、定って今で言えばアスペルガーだったんでは?と。実際本人も精神内科へ受診してた経緯も織り込まれていますが、時代が時代ならお薬処方されててかもしれません。加えて、昭和の絵師、村上一夫氏の作画がストーリーとほどよく融合して、久々に堪能しました。