レビュー一覧

意味深なタイトルに、何か特別な事情が？とちょっとドキドキしましたが、なんとただの酔っ払いとは。なんて斬新なタイトル(笑)。これはもう、天然で浮世離れしたツンデレ美人加賀谷のキャラで成り立つ話。こういうの嫌いじゃないんだよなぁ～。というか好きです。男前な部下と天然記念物な上司で描いたら当然こういう一冊になるだろうという感じです。

加賀谷さんが後半可愛かった。前半のぎこちなさが話が進むにつれ性格がわかってきて納得してしまいました。何も知らないにもほどがあると思わなくもないけど可愛いから許す。

「G線上の猫」の後半から「遠い日の蝶」あたりが一番絵が上手かったですよね…相変わらず綺麗な絵ではあるんですが、顔のバランスがおかしかったり線が硬くなったように思うのでそこが残念。。ストーリーは可愛らしい駆引きが中心ですが、いくら色恋に興味がなかったとはいえ物知らずすぎるのと、飲み比べで勝ったほうがモノにできる、みたいな流れが自然と出来上がってたあたりがなんだか古臭くて、もうすこし違う展開が欲しかったなあと思います。

表紙詐欺に近いような…。攻も受も表情硬くて 表紙から受ける印象の柔らかさや艶っぽさは皆無でした。あっさりした絵も好きなので まぁ絵だけなら許容範囲なんですが、どうにも攻・後輩が好きになれず…。相手が混乱しているのを分かった上で 酒に弱いのも利用して（本人は弱いし やらかしたので 呑みたくないと言っているのに）、強引に関係を進めようというのが 相手の気持ちを無視してる感じで嫌です。押し切ってしまえばイケルだろって見える。攻が当て馬を「酒を飲ませて～しようとしてたに決まってる」と責めるけど、お前が言うな！って。 エロはわりとばっちりだけど（そこは良い）、レイプでもモブ姦でもないのにこんなにエチシーンを飛ばし読みしたのは初めてです。苦痛だったので読み返す事は無いと思います。

表紙だけ見て購入。残念ながら読み始めてすぐ後悔し、最後までそれは変わりませんでした。まだ若い作家さんなのでしょうか。「忘れる男」なんて思わせぶりだけれども、なんて事はない、ただ酒を飲むと忘れるってだけだし。将来に期待という事で。

扉絵の色使いが素敵なのとタイトルが意味深で購入してみました。まあ酒に呑まれて記憶をなくした酔っ払いが色々やらかすお話ですが。後輩攻が一途で健気で受けを溺愛してもう胸キュンでした。受けの今時信じられないピュアさと、イケメンの当て馬だけど良い人とか出てきますが、終始甘々で楽しいお話でした。何かと「これって普通？」って聞く受けが可愛いかったです。

飲酒でただ忘れる、お酒が弱い人のお話でした。期待はずれで、読みにくかった。

途中当て馬が出た所で、えー、となりましたがすんなり消えてくれて良かったです。甘々な感じが良かったです。1冊丸ごと表題作なので楽しめました。

初心者が嵌まるきっかけになりやすいBLです。どっぷりな人も初心を思い出せる良い作品でした。画もさっぱり見易いし内容も王道ですが良かったです。

受がピュアで可愛かったけどよくある話でした。読み返しはないです。