レビュー一覧

えーなんかやだ。やだ、こんな話。良くある復讐ものなんだけど、やだ。好きな作家さんのだけど、やだ。

家柄の釣り合わないカップルを破局へ追い込んだ家族への復讐ものです。篠崎先生の絵が好きでレンタルしたんですが、ヒロインの悲しみが伝わってこない。盛り上がりもほとんどなく、最後もあっさり終わってしまったっていう感じです。もの足りませんでした。

え？これ、ヒロインこんな感じでいいのー？って思っちゃいました(^_^;)よくある、ヒーローとヒロインの勘違いで分かれる＆ヒロインの父親にヒーローはひどい目にあわされる系なのですが、ヒーロー酷い事してるのに、普通に接するヒロインに？？赤ちゃん亡くなったのに、その事に対するヒーローの態度もどうかと…。最後までよくわからないまま終わってしまった…。

ハッピーエンドのはずなのに、何故か読後感は複雑な気分になりました。ヒーローとヒロイン自身は最後にその結果で良いのかもしれないですが、あまりに周りの人が不本意に巻き込まれて犠牲になった感じがします。痛みが大き過ぎるというか代償が酷過ぎる…。主人公たちが若かったから、騙されている事にお互い気付かないとはいえ、すれ違いが悲し過ぎます。その影響でそれぞれ2人が離れ離れの10年間に変な方向に向かい、ヒーローはヒロインを好きなのに良からぬジワジワ復讐を着々と実行してしまうという、歪んだ愛なのでしょうか。最後の最後は急ぎ足過ぎて、展開にハテ?と感じるかもしれません。復讐は何も良いことをうまないって感じが改めて感じました。

いつもハズレがない作家さんだったので 有無も言わさず借りました。でも最後の数ページが足りなかったのか あり得ない終わり方です。不完全燃焼、モヤモヤ感いっぱいです。これは損したと思いました

うーん、、ページ数の問題からかもしれませんが最後がどうも沢山の荷物を小さなトランクに無理やり詰め込んで閉めたような終わり方でもう少しヒーローがヒロイン会社を救うだとか、ようやく再び2人の間に来てくれた命やヒロインが命の危険に晒され復讐の根本にあったのは深い愛だと気付くとか、そういう機微が欲しかったなと…

結婚して幸せになることで復讐をおさめるなんて。なんだか最後がスッキリしませんでした。結局ヒーローは忙しいことを言い訳にしてヒロインを捨てたわけだし、ヒロインも考えが甘すぎます。けっこうひどい仕打ちされてますよ？ヒーローは復讐を当たり前だと思ってるし。HQだからと言われればそーなんですけど。ヒロイン、そんなにあっさり許していーのー？！幸せになるとか無理だろー。でも作者さんが良くてスラスラっと読んでしまいました。

ヒーローは確かに言葉では言えない苦労と挫折を味わったのかも知れないけど、自分一人で勝手に抱え込んでヒロインから離れたくせに、ヒロイン父に復習するならまだしもヒロインに向けるなんて間違ってるでしょ。で、ヒロインの寛大さに助けてもらってる。ま、ヒロインが幸せならそれでヨシです。

考え方は色々ですが、ヒーローはヒロイン父を無理に許さなくてもいいと思います。許さないのと復讐をするのは違いますから…ヒーローが復讐を忘れて幸せになるのが一番で、結果的にヒロイン父が間違いとの証明になりますし。とは言え、ヒーローも同じ事をした結果ですが、それを許せるのがヒロインの強さ。ヒロインは父に反抗をして自立をしなかったからこそ、自分の拙さが分かったのかもしれません。何より子供を失ったから、復讐は馬鹿げていると吹っ切れたのかも。とは言え、やっぱり復讐の為に色々な人を巻き込もうとしたヒーローは駄目ですけど笑せめてヒロインと過ごしている間は、もっとヒロインについてモダモダした気持ちを見せてほしかったですね。

父親のくせにどうして娘の幸せを願えないのか…10代ならまだしも適齢期の28歳にもなる娘の幸せを再度奪おうとする父親、最低ですよ！昔はヒーローも貧乏だったかもしれないけど今は金持ちになったんだから付き合い許してあげればいいのに自分のプライドの為にヒロインを不幸にして(怒) ストーリーは…んーイマイチです！ただイライラするだけ最後もなんかパッとしない終わりかたでしたね(>_<)