レビュー一覧

「愛を運ぶ遺言」シリーズの2作目で「ボスと秘書の危険な関係」のブレイクの双子の弟がヒーローのお話です。ヒロインもヒーローもジェフってろくでなしにまんまと騙され別れてしまったんですね。ヒーローの子供じみた嫉妬と罵倒がどうにもで、ブレイクと比べてしまって今一つでした（絵が違うのもあったのかな〜）

中山紗良先生がコミック化した『キスより先は契約違反』に続く『愛を運ぶ遺言』シリーズの２作目で今回はジャロッド家の長兄ブレイクの双子の弟ガイが主人公の話です。前作ではブレイクよりは常識人とメリッサから評されていたガイですが今作を読む限りあんまりそう思えない(苦笑)。まあ良くも悪くも王道展開な話で友人の嘘を鵜呑みにして嫉妬からヒロインを傷つけるヒーローを許せるかどうかなんですよね。私は今一ダメでした。それからコミック版はページ数のせいか最後が慌しいのも残念でした。出来ればもう少しページを増やして原作通り二人が気球に乗るシーンまで描いてほしかったです。

ヒロイン・ヒーローの知人の悪意よって互いに誤解を招いて、惹かれ合いつつも恋に発展しなかった二人。再開後ヒロインが流されてる割には彼を信じられないと頑なです。ヒーローもあれだけの独占欲と嫉妬心を見せながら、臆病で素直じゃないな〜と。お互い様ですね。

バカ男の虚言に振り回された二人。バカ男はどういう意図でそんなことしたんでしょう？そこらへんがイマイチ納得いかないです。

愛し合っている二人を引き裂いたのはヒーローから信用されている男。再会した二人の想いは少しも薄れていなくて。人に頼らず自分の力で愛を勝ち取っていくヒロイン最高です。

ジャロッド家シリーズのシリーズで、ガイのお話でしたが、ヒーローの友人のせいで、まわり道をしてしまい、最後に理由が分かった時…えっこれが理由…？って。それが納得いかなかったので、原作を読ませて頂きたいな…と感じました。ジャロッド家シリーズ好きなだけに…拍子ぬけしてしまいました。

ストーリーは嫌いではないです。星野先生の絵も好きなのですが・・・ヒロインの話を聞かず、仕事のパートナーの事だけを信用するヒーローに好感が持てないです。母親を愛しすぎた父親も見て育ち、真剣な付き合いができなくなったヒーロー。会ってすぐにヒーローに惹かれたヒロイン。ヒーローの仕事のパートナーのウソで別れた二人が再開し、再度付き合うことになりヒロインが妊娠するのですが・・・ハッピーエンドは良いのですが、いまいちヒーローの仕事のパートナーの病気の内容と反省しているのかよく分かりません。

何回読んでも、その後どんな話だったか思い出せないくらい印象薄い話でした。この作者さんのヒロインはどうも幼く見えてしまいます。ヒーローも線が細くてちょっと弱そうにみえてしまいます。ストーリーはあまり起伏の無い平坦なイメージです。もう少し何かあれば良かったんだけど…

恋愛よりも家族の話ばかりで色々詰め込み過ぎて訳がわからなくなる話でした。ヒーローとヒロインの話に集中できなかった。

ヒロインの言葉通りですね…　結局は、ヒロインでは無くて仕事仲間の言葉しか信じないならヒーローを信じられる訳が無いんだから…