レビュー一覧

さちみ先生のヒストリカル『薔薇と宝冠』の三作品目ですね。二作目の終わりから何年後かで、戦争状態から抜けてはいるものの治安はまだ落ち着いていない頃。絵柄はかわいらしいですが設定はシビア、ヒロインは間一髪助かりますが死者が出ます。脇で死んじゃうのに結構イケメンだった。その瞬間にヒロインの少女時代が終わり大人の女性へと向かいますが、ヒロインの愛する男性…ヒーローが影ありまくりという…。真面目ゆえに悩むので好感は持てますが孤独感が強くてかわいそうって思っていたところにヒロインが寄り添っていきます。ラストに長兄次兄一家も登場、シリーズを通して読んできた身としては最高に高まりました。お兄様たちも奥様達も老けてなくて良かった。さちみ先生ありがとうございます。

お転婆姫が可愛いやら面白いやらで、終始爆笑でした。影のあるヒーローが、お転婆姫のお陰で少しづつ人間味を取り戻していく過程がとても良かった。3部作の中では一番コメディタッチで、一番好きです。流石さちみ先生。先生の作品は思わず笑えるものが多いけど、シリアスも素敵に描かれるので、どれを選んでも間違いがありませんね！

殺された従者とヒーローの顔の区別がつかない…。でも楽しく読めました。これは漫画家さんに不満と言うよりは、話の作者に不満ですが自分が生んでいない子どもとこれから一緒に過ごしていきましょうのラストはちょいとなんだかなあでした。

お姫様が元気いっぱいな中にも時代の厳しさを感じさせられました。絵が本当に綺麗ですね〜

凄く面白かったです。ヒロインの美しいだけでなく強い意思！最後に、ヒーローが生きていて嬉しかったし、行方不明だった、ヒーローの子供も見つかり、めでたし、めでたし、で。その後、結婚した二人の生活が少し描かれていたらもっと良かった。

感動の限りです。2人の美しく清らかな想いが周囲まで幸せにしてくれる。

前作前々作とすごくシリアスだったのに、今回はコミカライズ版になって出てきた！読んでいて思わず吹き出しちゃう。ヒロインも面白いですが、修道院の院長の『やり直し』とお小言がツボヒット！

三部作の中では唯一コミカルな部分のあるお話です。私は１２３の順に好き。兎に角同じ原作者で美しい絵の作家さんが通しで描いてくれているので大満足です。

最高に楽しいお話でしたでも泣けるし素晴らしい兄たちです

作家買いです。この方の描く世界は優しくて大好きです。出てくる登場人物のなんて魅力的なこと！ここで知ってから紙媒体での作品も探しました。優しい気持ちになりたかったらぜひ読んでもらいたい作品です。