レビュー一覧

コミカライズ版を読んで、先が気になるので小説読もうかなぁ、けど、長いし、この原作者たしか…と思って試しに外伝買ってみました。好みだと思うのですが、文体がまどろっこしくてやはり苦手です。"それは。やはり。だが。むしろ。"みたいなのがたくさんあってなんかイラッとするんですよね。設定とか、登場人物はとても魅力的なので、コミックの方の続きを希望。

雅紀視点のSSが中心でしたが、加賀美さんと雅紀の出会いのストーリーが面白かったです。出来ればカリスマモデルと呼ばれるようになる以前の、雅紀のモデルとしての苦労や葛藤　それから今回出てきた高校時代の友人たちのエピソードももうちょっと読んでみたいなあ…　何はともあれ、早く本編の方を進めて頂きたい！

本編を読んでて謎に思ってたところの部分、さらっと書かれてた雅紀がモデルになったきっかけの加賀美と出会ったお話が入っていてよかったです。少しモヤッとしていたというか知りたかったところがこの本を読んで解消w。まだ他にもあるけど...そのうちまたこういう外伝形式で解消されていくのかしら。

本編を読んでいないので、間の楔 以来久々に読みましたが、、 短編、幕間のお話とは言え、以前程の魅力がなくなられたと思いました。キレがなく、ダラダラ。文章も、、。編集の方はそれなりの仕事をしますので(力量によるけどね)、良い作品には名編集もいたりしますので。読み手はわがままで、良い作品に出会いたく、良い作品に溺れたいだけなのです。

漫画を読んでから小説を読みました。書き方の癖なのかな。ちょっと分かりづらいところもありましたが、根底の設定は好みなので良かったです。

今まで手を出せないでいた「灼視線」を読むことができて嬉しいです。それにしても、雅紀の好き嫌いはきっぱりしていて、いっそ清々しいです。

２週間ほど前に本を買ったのですが、手軽に読み返せるようこちらも購入してしまいました。この外伝は雅紀がメインです。モデルになったキッカケと加賀美との信頼関係がどうやって生まれたか。また尚人に対して小さい時から愛情を感じていた事や、家庭崩壊してからの尚人への歪んだ愛で自分自身を嫌悪していた事。最強の守護神と思われている雅紀の内面の葛藤がよく分かりました。本編にちょこちょこ出てくる話しも外伝にならないかなぁ。

余計なことに話が右往左往して、何を中心に書こうとしているのかが全然浮かび上がってきていない。短編小説だとそれは致命的欠陥だ。小説版で本編を追っている雅紀ファンならこれでもまだ読む意味があるかもしれないが、コミカライズしか読んでない人には、一番知りたいであろう「母親と近親相姦に及ぶ経緯、葛藤」「弟への親心にも似た執着が劣情に変わる葛藤」は書いているようで書かれていない。もしこれですべてだとすれば、雅紀はとんだサイコパスだ。でもそんな様子も感じない。作者がその程度の掘り下げしかできていないから本編でも弟と恋人関係になったのを実弟に知られている状態でもせいぜい執着スパダリぐらいの関係でBLしてられるのだろう。母親は娘に知られて命を絶つほどの「息子との性行為」は、そんなスルーできるほどのものなのだろうか。立派な性的虐待でありネグレクトだ。子供が傷つかないなんて、あまりにも作者は鈍感だ。読みながらイライラが止まらなかった。

いやぁ〜まーちゃん辛かったんだね。その一言につきます。早く本編の続きが読みたいです。

外伝、お待ちしていました。今までのストーリーをお兄ちゃん目線で描かれていたものも多かったのですが、あらためて冷静に大人にみえていたお兄ちゃんの心の葛藤がみれてとてもよかったです。ますますはまっていきそうです。