レビュー一覧

愛なし801や、不憫受け、クズ攻めが好みなので受けの置かれる境遇やシチュは悪くなかったのですがとにかく文が読みにくく盛り上がりに欠ける。この作風の場合、甲斐もかなりのキーパーソンだと思うのですが描写不足です。執着&ヤンデレ攻めと、その対極にいる包容力年下攻めの対比でもっと萌えどころや盛り上げ方もできただろうに…と残念な気持ちになりました。すごく淡々としていて感情移入できずBL肉付けする前の構想段階のシナリオやプロットを読んだような読後感。作品の傾向ではなく単純にBL小説としての満足度が低かったのでこの評価です。丸木さん、青山さん、木原さん、沙野さんなど上質なヤンデレ&不憫受けのBL作品を読んだ方には浅すぎて物足りないと思います。

申し訳ないんだけれど、どこに萌えればいいのかまるで判らなかった。銚子は私も好きなだけに（いや、この際関係ないけれど）、ものすごく残念。

作中、東京から見てまるで最果ての地と銚子を揶揄しているところから真のロクデナシは宣章なのでは、と思える節もあります。甲斐視点では恐ろしく幼く、不器用な恋愛模様が垣間見えます。彼が一貫して「里和さん」呼びなのも不自由な気持ちの表れなのかも知れません。

えっと…街で見かけていきなりレイプで数年後再会しても執着してて、でも他に恋人いて？つまり攻めはW主演ということなの？ちょっと設定がとっつきにくい作品でした。

なんとも言えない後味の残る作品です。不器用な愛しかたと言うか、自分本意なのですが、全てをかけてるんですよね。

ロクデナシ？確かに酷い男ですが、なんか主人公のそっけなさも酷い気がします。続きがあるような終わり方だったので、ロクデナシたちの今後が読んでみたいです。

甲斐という男がかなりひどいんですが、かなりそれだけ一途に愛しているのがわかります、、、読んだあと、胸のおくがキューっと切ない気持ちになりました。もっと違う愛の表現方法はいくらでもあるのではないかと泣けてきました