原作は"Alpha Heroes Meet Their Match”シリーズの最終３作目です。このシリーズは今作にも出てくるデミヤーン(デミアン)とアリーナが主人公の１作目『ウエイトレスの初恋』を楠桂先生、２作目『シークに言えない秘密』をマリンさんがおっしゃる通り麻生歩先生がコミック化されています。ちなみに今作ヒロインはコミック版『シークに言えない秘密』では出番をカットされていますが原作では出ています。話の方ですが、王族らしく好奇心と独立心は旺盛ながら世間知らずなヒロインとそんなヒロインに振り回されてばかりのヒーローとのやりとりが終始楽しい作品でした。ヒロイン父も前作同様我が子に厳しく接してはいますが決して悪い人ではなく最終的には我が子の幸せを優先してくれる人でした。

ヒロインが苦手でした。今どき王女とはいえあんなに何も分からない、何も出来ない、お金さえ知らないなんて教育ありますかね。それを天然無垢なかわいい女の子とは全く思えず、ただの傲慢でワガママな魅力のない女性にしか思えませんでした。しかもヒーローに都合の良いところだけはやけに詳しく博学で、設定が調子よすぎる感じ。ヒーローも冷酷な弁護士みたいな話でしたが、初っぱなからあんなめちゃくちゃなヒロインをかいがいしく世話してくれてすごくいい人。なんだかあっちもこっちも辻褄が合わなくて、うすっぺらいなぁと感じてしまいました。

凄い！！心地良い作品でした。この方の絵が好きで何作も読んでますが印象的でサラッとして綺麗な感じでした、充分気に入ってましたが、今回は、終始ワクワクドキドキ楽しく読みました。全キャラクター好きだし、続きやお兄さんの見たい！……なんと！お兄さんの作品は、麻生さんで、「シークに言えない秘密」でした♪

絵が綺麗で、話のテンポが良くて気持ち良く読み進めます。途中からお互いに惹かれて行くのも、丁寧な描写で解り易く、彼の仕事が弁護士だからこそ、最終的に彼女を手に入れる事が出来た所が納得でした。

みなみ先生の絵は美しくて大のお気に入りです。卑弥呼も読んでます！内容はローマの休日ですね。王女が結構とんでもでヒーローが振り回される感じ。ユーモラスで笑えました。最後もローマの休日を思わせましたが、そこはヒーローが頑張ってハッピーエンドに行けました。グレゴリーペックも頑張ればよかったのにねー。最高に満足できた作品でした！

こんな愛の形もあるのですね。ヒロインの行動力に完敗です。ヒロインを守り続けるヒーローにもぐぐっときます。絶対読むべきお話です。

レイラが可愛かったです。あまりドキドキハラハラはなかったのですが、読んだ後ニッコリできるストーリーでした。

なんてステキ！産まれてから一歩も宮廷を出たことのない王女は、きっとこんなふうに何もできないだろうし、そばにいる人には壊滅的な被害をもたらすはず。でも、全然それが悲劇でなく、ユーモアのある上品なエンターテイメントになっているのは、みなみ先生がウマイのでしょう。とっても満足です。

憎めないピュアなヒロインと、敏腕弁護士なのに振り回されるヒーローがイイ感じ。最後まで楽しく読めました！初の☆5かも！

純真で無垢な王女レイラは、24歳の人生最後に自由を得る。下調べしていた彼女は、被疑者の弁護を引き受けている若き雄弁者に目をつけ彼にお願いごとを次々と頼んでゆく。コメディなのか恋愛なのか…とっても楽しいロマンスです。終わりもとても素敵で絶対後悔させません。