レビュー一覧

☆5じゃ足りない。あーー幸せ過ぎて涙が出ます！この一冊に雁須磨子ワールドのエッセンスがぎっしり詰まっているのですから。10話+描き下ろし1話、全7CPからなる同人誌再録集で、しかもあの高くて躊躇しちゃう「Surging every day」ですよ、こんな安くなっちゃって、ホントありがたいと言うしかない。どれも本当に素晴らしい短編で、こういうのを珠玉の短編集と言うのでしょうね。「傷」なんてわずか9ページながら見事に片想いの切なさが描き切られていて、思わず溜息。この作者様の既刊で胸がキューッとなった経験のある皆様、あれをきっとこの一冊でまた感じられるはずです。

後書きによると同人誌の再録集なんですね。どのお話も相変わらず独特の雰囲気、間合い、台詞回しで須磨子節大爆発の素敵な短編集でした！どれも良かったんですけどねえ、私は特に体先行の高校生カップルのお話が好き。受けのあきらめや悲しみがじんわりと沁みてしまった…。教師と元教え子のお話も地味にキュンときたし。どのお話にもパッとした派手さはないし、イケメンも出てこないんですが、じっくりと読み進めるうちに胸が温かくなること間違いないです。

すまこ先生！きゅんきゅん素敵だー！甘酸っぱぴ短編集。表紙のイメージどんぴしゃり。今も勿論程よく微量に洗練されてて好きなんですけどもっやはりこの初期の雰囲気がもうたまらんっす。エロを求める方には向かないながら、しっかりむあっと雰囲気ありつつ、とにかく会話のテンポが良すぎてサッと読了してしまう。読み返す度に味わいが…　いとおしい。

短編集ということで、色んな話が入っていますが、色んなパターンのキュンが詰まってます。切ないのもあり甘々なのもあり、甘酸っぱいもあり、とても良かったです。

何だかいつもと違っていろいろ分かりづらかったです。何がいけないのか分からないけど(笑) 短編過ぎるし。

作者買いです。昔の作品らしいし短編ばかりですが全く期待は裏切りません。物凄いドラマチックな展開があるわけではないのに普通の日常に起こり得るキュンキュンする出来ごとをうまく表現してくれるから流石です。

作者様買いです。表題作、意識して付き合って色々と迷いながら、試行錯誤するけど、そんなことよりやっぱりお互いの好きがわかっていくというなんとなく味のあるDKカップルのお話でした。後は色々短編集だったのですが、雁先生らしい良いものばかりですので、他の本で読んでいない方はぜひお勧めです。私はすでに読んでいたので、表題作のみでした。もう少し他の作品も読みたかったです。

2003年頃の短編集。＜サンプルの高校生(ﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞ)＞＜遠くに行ってしまう友人に片想いの男(悲恋)＞＜明治大正くらいの袴姿＆メガネの書生(恋愛未満)＞＜やり目かと思ったらそうでもなかった高校生同士(ﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞ)＞＜夕日の眩しい側の席に座る高校3年と日差しブロックを余儀なくされる1年(未満)＞＜身体を壊した叔父×世話しに行く甥(ﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞ?)＞＜元教え子×高校教師(ｲﾁｬｺﾗ)＞の７組のお話。叔父と甥の話は強引にくっつけた感があってゴチャゴチャしててイマイチでしたが、他は可愛らしいお話が多かったです。須磨子作品は、登場人物の喋り方がリアルに男の子してて面白い。

雰囲気は好きだと思って買ったのですが、私はちょっとテンポが合いませんでした。曖昧な表現も少しモヤモヤ…

作家買い。安定の須磨子先生。これもかわいくってキュンとする短編集が入っています。独特のノリと絵。先生のことはデビュー前から好きで追いかけていますが、絵の変化はあれど作風はそれほど変わっていない気がします。BL以外もしかり。あまり冒険しないのですかね。　それを嬉しく思いつつも、見たことのない須磨子先生の漫画も読んでみたいな…とふんわり思ったりします。