レビュー一覧

古い作品を改稿ということですが、何だかちょこちょこと引っ掛かるところがあってあまり楽しめませんでした。偶然交差点でぶつかってから、いきなり腰を引き寄せられてグイグイ来られるのが不自然だったので、内容紹介にも“謎だらけの彼（寺岡）の目的“ってあるし「この探偵（寺岡）は何らかの調査のために受け（周平）に近づいたのか？」と思っていましたが、本当にただの一目惚れ…いやいや二丁目とかだったらあるかもしれませんが、自分の営業所があるオフィス街で偶然ぶつかった男に迫られるってのはどうなんでしょ。記憶をなくすほど酔っていたのに、自分がホテルを予約してること・チェックイン等々の手続きをして初めて会った男とベッドイン…何ちゅうノンケだ？ほぼ別れた状態になってたような元カノ（涼子）がわざわざ職場まで“旅行の土産“としクマのぬいぐるみを届けに来るのも変。27歳の男に旅の土産でぬいぐるみ？…うーん。実子でもない子（喬一）の養育費に毎月20万という大金を払っているのも不自然。平均的には6～8万ってとこなのに、二十歳で亡兄の妻子の面倒を見るために学業を諦めて働いたという男に（いくら学費がかかるとはいえ）ひどくない？寺岡の浮気で別れたとしても約10年夫婦生活も無かったのでは？周平が拉致されて寺岡に助け出されたシーン、駐車場の車の中で喬一に手を出されそうになるのですが戻ってきた寺岡に阻止され「さっさと消えろ」と喬一は車を追い出された…と思ってたら、動き出した車の中で寺岡の指で媚薬でどうしようもなくなった身体を慰めらる…あれれ？？喬一が運転してるの？超進学校の2年（16～17歳）なのに無免許運転？（翌日「パパに指を突っ込まれて泣いてて可愛かった」と言われてるし）イラスト付きなのは嬉しいですが、寺岡と喬一のビジュアル似すぎ。色々細かいツッコミすみません…

伏線回収も全部既視感のある探偵もので合わせ技でBLからめてるだけで48時間でさっと楽しむには良かったです。

2002年に刊行された本の文庫化。攻めは探偵の寺岡(ゲイだけど訳ありのバツイチ・子持ち)の懐の深いところが魅力！性格そっくりの喬一君(寺岡のわけありバイな息子)も絡み、謎もあり、テンポ良く読み進めました。受の周平君には読んでいる途中渦中に巻き込まれていくので冷や冷やでしたが。お酒と媚薬でエッチになる周平君エロ可愛かったです。本編後の掌編「D.N.A」はタイトルまんまっ！喬一くんのセカンドラブの行方気になります。後日談期待しますよ。

攻が良い男過ぎる。攻の血を引いている息子さん？も将来有望間違いなしです。真面目で誠実な受に刑事事件的なトラブルが続き、その度に攻が颯爽と登場！救い出します。ＢＬ世界のトラブルって当て馬＆三角形や受が第三者に無理矢理！‥が多いので、トラブルが事件と言うのが新鮮でした。でも読み返しはしないかな、48hで十分だと思いました。

鈍感な男が奔放な彼女に振り回される…と思いきや、いい男にむちゃくちゃされるストーリー、これは美味しいですね。おこぼれに預かりたい気持ちで一杯です‼️こんなであいかたも、いいw

軽快なやり取りがちょっとハテナな流され受けの性格設定も◎に感じます。スパダリの一目惚れ＋溺愛も◎でした。

面白かったです。トラブルにバタバタしながらも無事２人がくっつくまでテンポよく読めました。似たもの息子？の喬一くんはパパより甘えんぼそうなので、もし付き合ったら彼氏はちょっと苦労するかも。