レビュー一覧

このタイトルにこの表紙…この作者さんのでなければスルーするところ！内容紹介にある表題作のほか、狼男×人間(かと思いきや…)、亜人モノ、清末期(おそらく)の殺し屋師弟の話、4つの短編集です。表題作と狼男の話はオチも笑える楽しいお話ですが、最後のは殺戮シーンもありますし辮髪にショタと苦手な方もいそうな話です。短編ながらどれもちょっと印象に残る話なのはさすがだなと思います。なぜアレを表題作に、と思わなくもないですが、作者様お好きな方は試してみるのもいいかも。

バラエティに富んだ珠玉短編の詰め合わせ。４つのお話全部、振り幅すご！と思いながら堪能しました。表題作はどこかで誰かが書いてそうなんだけど、この手の話を下品にせずテンポよく、クスっと笑える小噺風にまとめあげる力量よ、と感心した。「手をにぎって～」のコマなんて、もう出産時のヒッヒッフーにしか見えなくて笑ってしまいました。人外モノはストーリーが良くても、獣で萌えが発生しないたちなので・・・たぶん読み返さないかな。ラストの殺し屋の話がやっぱり一番クセになる。幼い弟子を絡め取るように手中にする、その老獪さにゾクゾク。老師のその色気はどっからくるのか。辮髪に目覚めそうなんだが。

じつは、前作の先生と生徒のやつが、あまりはまらなかった分、どうしようか、迷ったのだが。りょうたくんとおじさんの描写がツボすぎて(笑)笑ったな。獣人のも良かったし悪魔のもフムフム。しかし意外と殺しやのやつが何度も読みたくなる。そしてまたツボじゃなかったはずの前作を読み直すっていうループに陥った。名取さんの絵とストーリーが大好き。

表題作は３くらいで、むしろ他の人にも描けそうな話だけど、それ以外がオリジナリティがありかなり良かった。人外も多いので初心者向けではなくて、BL読み込んだ人の方が楽しめそうな気がします。私は狼と、悪魔と、最後の殺し屋が好きでしたが、特に殺し屋の老師の色っぽさは一体全体どうなっちゃってんのよ、てな感じでした。

全く毛色が違う短編集が複数話はいってるけど、どれも面白かった…！！絵がとにかく綺麗で説得力があるのと、話の設定がどれも新鮮…！サンプルの話より、他の話の方が好きでした。この作家さんこれから注目したいです！

いろんなタイプの話が読めます。幽霊がどうなるのかと思えば…曰付き物件じゃなくなるまでの道のりは遠そうですね（笑）表題作はサンプルの感じで読めます。狼は可愛い話です。狼男×人間ですが、落ちまで可愛く読めました。そして人や亜人もいるファンタジー？サーカスの馬の亜人に夢中な貴族（もしくはちょっとお金持ち）な山羊の亜人の話で、サーカスの今後は心配ですが、純粋に思う愛の前には何にも勝てないと言うかんじ。ただ、片方はめでたしですが、その裏ではめでたしになれないものもあるよねってチクッとしたひとコマも。最後は中国？の殺し屋の話。なんというか真綿で首を絞めるような感じで優しく優しく囲い込む師匠と、純粋な弟子という感じでした（貧相な私の国語力だとこれしか例えがなかったです）全て師匠の手の中でコロコロされてる感じですが、なんとも！表題作が気になって借りましたが、一番気に入ったのは最後の話、次はサーカスでした。全体的に何かしらクセがあるので（幽霊やら狼男やら亜人やらショタ的なものとか）一つは好きでも後は苦手とか思う方もいらっしゃるかと思います。星は真綿で首を絞める（笑）師匠へ。

ごめんなさい！普通に読んでる途中でゾッと鳥肌立ちました笑。

四作品入ってます。なかなか面白いのですが、初めの二作品は短過ぎて話の世界観に入り込み難かったです。最後の弁髪の殺し屋の話が1番好みでした。切ないような、幸せなようなという感じ。話の内容とは別に、弁髪BLって本当にあるんだな～としみじみ。

バリエーション豊かな短編集です。作者様の引き出しの多さにビックリ！

えー…表題作短過ぎ！他作品の方が長い…。成仏するまで表題作読みたかったです。最後の殺し屋の話は好き嫌いがあるかもしれませんが、私は嫌いじゃない。どうせなから長編にしてじっくり読みたいです。