レビュー一覧

表題作は白髪攻めと､黒髪眼鏡受け…だけどエロ描写は控えめ。ストーリー展開が唐突で､私の軽い脳みそのせいもあいまって､1回読んだだけではよく理解出来ませんでした。あまり多くを語らない､雰囲気漫画っぽい感じ。ただ､その雰囲気だけはすこぶる良くて､雰囲気の良さだけで星4つ付けました。何が言いたいのか？よく理解出来なかったので､無期限に切り替えて､後で読み返してみようと思います。　最後に外国物の短編が1話入っていました。1930年代のアメリカ。マフィア一族を(男も女も)魔性の色気で翻弄する若頭レオのお話。そのストーリーを､マフィア一族の息子の視点から描かれていました。厳かな雰囲気で描かれていましたが､普通にレオとお父さんは最低だなぁ…-_-#と思いました。

古めの作品です。美しい。耽美。文学的。センシティブでエロティック。現代的なBLとは一線を画していて、背徳的な雰囲気をひたすら味わう感じです。表題作のほか短編一本収録。エロなどないですがエロティックです。

「ななひかり」もそうだったけどこの人のBLは説明不足で「察して」と言う感じで独りよがりで無駄に長くてつまんない。

有名作家さんじゃなければ誰も読まないんじゃないかと思うぐらいどちらの話も、暗くて重い。しかもよく分からない。誰も幸せにならずに終わり。有名作家さんだから雰囲気があって良いと思えるかどうかですね。48時間で充分です。

高口里純さん、好きなんですよねー。結構昔から知ってましたが、目が良いの。なんか翳りがあるっていうか。。。断然BL作品の方が面白いと思います。このお話も、今風な話ではないですが雰囲気とか心の揺れを描いていて好きです。

「美しい男」や「ピンク」と讀んで、そして「美しい美しい美しい」を読みました。飛鳥組しか知らなかったのですが、JUNEにも掲載をされていたんですね。耽美作でした。/　二話とも、結末は暗喩描写で、曖昧です。続編があるかな？期待しよう。　/一話目は、別れた彼女の兄・秋生の桜貝のような爪にほれてしまった晃君。「自分は汚い」と思うトラウマから解放されたら、きっと晃君に心を開くのかもしれないけれど、汚いと何故思うのか分からない。晃君が片思いで終わりそう。　/もう一話は、「白い指の悪魔」・・　悪魔と言うのは、副頭のレオのことなのかな。レオが少年＝ジュニアの実の親で、レオが心底愛していたのはジュニアだけ。何故か、二番目の妻と子を敵に情報を流したと疑われ、ボスに処分される。レオを助けてほしいとジュニアが懇願する後ろで、銃声がする。　/この後の展開は予想するに、暗いものになりそう。多分、自分の子ではないということで、後ろ盾を失ったジュニアもボスに消されるかも。美しい人達の、暗いお話でした。　/耽美作としてはスバラシイと思うので、5★です。

高口里純先生大好きだったな。意味というよりは気持ちの動きの描写が多い系。独特。

『美しい』です。白黒はっきりとか、しっかりしたオチがあるストーリーが好きな方はモヤモヤするかもしれませんが。雰囲気があって、叙情的。絵とストーリーが合っているのも好きなポイントです。

この方の話は、途中までは凄くひきつけられて楽しいのだけれど、最後が・・・これも途中で強制的に終わったのかと思う終わり方で、スッキリしません。

評価の難しい作品ですね。雰囲気は凄く好きです。作者さん特有の刹那的な世界観。でも、この作品は、余りにも雰囲気中途半端漫画って感じで……。