レビュー一覧

あー、これもまたネタバレなしで読んだほうがいいですね。完全にARUKUワールド。慣れていない方には下手すると陳腐にも感じる劇的展開と、絶妙に投げ込まれるありえない台詞。慣れている方にはどんな絵でもあの絵に脳内変換されてしまう、濃い世界観です。読み始めてびっくりしたのですが、「俺の人魚姫」のあの優しき当て馬柏原のお話でした！！いやぁ、彼がこんな情熱的な恋愛してたとは、ホッとするやらザワザワするやら。彼の幸せな姿も見たいという読者の気持ちを汲み取った形でしょうか。有難い。ちなみに友人として悠馬も出てきます。原作者名を見れば単純なエンドはないとわかってるんですが、朽葉を愛した人たちの気持ちを思うと胸に迫るものがあります。まさにタイトル通り。ただ柏原は幸せそうで良かった。さすがに強いですよ、彼は。彼の強さと優しさがこの先ずっと朽葉に幸せを与え続けるのだと思います。

ARUKU先生原作の作品ですが、前作「俺の人魚姫」のスピンオフ的な作品みたいですね。ファンタジーで面白かったのです。絵もARUKU先生で読んでみたかった希望ありで星４にしました。

「俺の人魚姫」に出てた当て馬。柏原さんが恋に溺れますよー！ということで、即購入してしまいました。いろいろな面で余裕があるひとなのかと思ってた柏原さんは意外にも苦労人だったりする一方でちょっとした勘違いヤローでアレっとか思わなくもないんですが、気づけばメロドラマにハマっていってしまう。斐の正体がまるっきりの想定外で、そこが噂に聞くアルクさんの世界なのでしょうか。ある意味悲恋、メリバかもしれない。それはそうと義梵くんがすてきすぎてしびれる。。ちなみに悠馬は相談相手として出てくるけど、ねずみちゃんは出てこなかった。ざんねん。。

ARUKUさんの作品が大好きなので読んでみましたが…、イマイチでした。絵柄が違うことで、ARUKUさんの独特の雰囲気が出ていないことがまず大きい気もしますが、何よりストーリーが中途半端。柏原の別れさせ屋も、出会いのきっかけを作るための設定という以外の必要性が感じられず、人物像の描写に役立っていない。朽葉の秘密に至っては意味不明。なんで花なんですか？「他の生命を食らうことで生きてる」って、人間みんなそうだと思うんですが…。花がOKなら野菜もアリでは？果物は？米も植物(生命)の一種だし、魚も肉も当然生命だし…。でも、花を地面に生えたまま(生きたまま)の状態で食べなければいけないなどの制約があるならともかく、摘んで食べてるからそうでもなさそうですし…。設定が理解できません。それに他の方もおっしゃってましたが、食用花もありますし、花を食べていたくらいでそんな脅しのネタにはなり得ないですよね。引っかかる点が多すぎて、読み返す気にはなれませんでした。

凄ーーく深い設定､ストーリーなのに､軽く､浅く感じるのは何でだろう？…。この作品に限ったコトではないのですが､小説のコミカライズとか､原作付きの漫画を読むと､この様な感覚を感じるコトが多々あります。それだけ漫画家さんが､原作のストーリーを自分の中で消化して､絵に置き換えていく…という作業は大変なことなんでしょうね…。軽さは感じましたが､絵柄は綺麗で読みやすいですし､ストーリーもまあまあ面白かったです。ただ､たくさん漫画を読んでいる方は既視感を感じてしまうストーリーだと思います。個人的には､最後の義梵さんとのエピソードが1番グッと来ました。

すみません、私には合いませんでした。人魚姫の方を読んでいたので、外すことはないだろうと思ったのですが、こちらはダメでした。まず攻に魅力がない…サンプルでシリアスなのかなと思ってたら案外コメディ描写寄り、そして受も可愛い可愛いばっかりでもの足らなかったです…。突然ぶっ込まれた感のファンタジー要素と、花を食べたくらいでそんな脅されてもな、食用花知らんのか？みたいにツッコミ心ばかりが先に立ってしまいました。エロさも特に感じなかったし…絵も時々不安定なような。48時間が欲しかったです……

ARUKUさん原作で同作家さんと組んだ『俺の人魚姫』のスピンオフのお話です。文具屋の社長もちょっと出てきます。出来ればねずみちゃんが見たかったけど。今回は思いっきりファンタジーが入ってます。話としては悪くはないんだけど、内容を詰め込みすぎて浅く終わってる感じがしました。なので－1。

こんな虚しい本を読むはずじゃなかった（副題）。と言いたいくらいに無駄使いだった。近年稀にみる読み応えのない作品で消沈。設定すべてに説得力なし。終盤なぜファンタジーに逃げる？最初からファンタジーで通していたらもっと違う雰囲気で読めたのに。

｢俺の人魚姫｣でいいキャラしてた柏原さんのお話でした。やはり一筋縄ではいかないストーリーで楽しめました。柏原さんはもっと幸せになってほしい…。エロは比較的多めですが綺麗な感じなのでさらっと読めます。悠馬が前作を経て普通にいい友人ポジになってる！と少し嬉しくなりました。

うわー、いい話だけど悲しいなー。ずっと一人で生きていくけど、一緒に過ごした記憶は残るしって悲しくなった。ハッピーエンドだけど、考えさせられます。