レビュー一覧

さよならのための物語。とてもじーんとして泣いてしまいました。映画のコミカライズということで、映画もみたくなりました。

映画とは多少内容が異なり、映画では端折っているところもこちらでは描かれています。正直、画力が惜しいのですが、内容だけなら１００点／☆５つじゃ足りないくらいです。この世界の一部となり、魂は生き続けるとしても、肉体的な別れというのは、幾つになっても受け入れがたいものです。「君の名は」「言の葉の庭」「秒速５センチメートル」など、映像美、スピリチュアルな作品で有名な新海監督の作品の中でも、唯一「異端」と呼ばれるこの作品は、その当時酷評されましたが、映像のカモフラージュの裏にある、真のメッセージに気づけば、嗚咽が止まらなくなります。☆４つなのは、画力のある方にこの世界を描いて頂ければ、よりこの作品により命が吹き込めたのではないかという、無念を払拭出来ないからです。すみません。。。

単純な勧善懲悪じゃなくて、原作も作画もいいです。

ファンタジー系ですが、その中でも感動するシーンがたくさんあって、特にラストはとても泣きました。

アニメの方を先に見て、世界観やキャラクターをかなり気に入ってしまったので、こちらのコミックス版も読んでみました。アニメの方では曖昧だった部分の補足的なシーンもあり、なるほど！と納得、さらにこの作品が好きになりました。絵柄がとても繊細でそこもとてもよかったです、巻末マンガの４コマもほっこりしてすごく可愛いです。三巻で終わってしまうのが残念に思いました。

とても深いお話で感動しました。欲を言えば、少し駆け足感があったので、もう少し巻数を増やして じっくり読んでみたかったです。

面白かった、、けど、物足りなさすぎて勿体ないと感じました。深掘りして10巻くらいの壮大な物語にも出来るんじゃ無いかと思いますが、このくらいあっさりしてるからサラッと読めていいのかもしれないなぁ。でも、未消化の部分が多すぎた！