レビュー一覧

ミソッカスだと自分を卑下していた可愛い受け、絵に描いたような颯爽とした攻め。これも一種のシンデレラストーリー？受けが自分の境遇を虐げられたものとして、心身ともにネグレスト的な傷を負っていたのが、実はそうじゃなくてというところや、悪役があっさり消えるとことか、ちょっと御都合主義だけど、BL風味というか、ライトノベル風味というか、ま、いいではないですか、幸せそうな受けの姿が可愛いから。みずかね先生の挿絵がその思いを強くしてくれてます。

前半は家族と上手くいかなくて本当に受けが辛い思いをしていて、攻めに溺愛されながらも色々すれ違いもありぽろっときます。でも誤解がとけて家族とも歩みよって、とにかく攻めに愛されて幸せを感じられるようになって良かったです。受けも健気な良い子だし、攻めは完璧な攻め様で、本当超溺愛。絵もきれいだし、読んで良かったです。

初恋の人は、姉の婚約者？って設定も良かったし、受け君の悲壮な感情がたまらなかった。

作者さん＆汞先生買いです。受けの両親は受けに対して愛情も関心も感じられない態度だし姉達もイジリを超えたイジメる態度で受けが「俺は要らない子」と感じるのは普通の流れ。後で両親は愛情も関心もあったのは分かったけど両親も姉達も酷いな…と思います。スパダリな攻めに出逢って将来の夢も見つかって、これからは愛情たっぷり幸せな人生になりそうで良かったです。内容だけなら☆3、汞先生のイラストで加算されて☆4にしました。