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レビュー一覧

漫画『まんが NHKアスリートの魂 サッカー香川真司 フィギュアスケート宮原知子 柔道野村忠宏 試練を乗りこえて』

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総合評価
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2点 2 0
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2018-10-27
評価点
4
シャーロットさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
今回、この漫画で紹介されているアスリートの一人、宮原知子さんについて投稿したいと思います。フィギュアスケートファンならだれもが知っている日本を代表し、これからの日本のフィギュアスケート界を牽引する存在です。現在まだ関西大学2年生ですが、2018年に韓国で行われた平昌オリンピックで、団体5位、個人4位入賞という快挙を達成しました。このオリンピックでは、羽生結弦選手がオリンピック2連覇、男子は宇野昌磨選手とともにワンツーフィニッシュを飾ったことでも話題となりましたが、女子シングルも男子シングルに引けを取らないくらい、白熱した戦いとなりました。特に、ワンツーを飾ったのはロシア出身のアリーナザギトワ選手とエフゲニアメドベデワ選手でしたが、彼女たちの戦いは、超ハイレベルなものでした。ジャンプを駆使した15歳の新星と、表現豊かな世界選手権2連覇中のベテラン。勝者は15歳の新星、アリーナザギトワでしたが、SPの僅か1.51点差という僅差での勝敗となりました。メドベデワ選手のFPの演技に心打たれた視聴者も多かったはずです。このオリンピック後、ザギトワ選手の演技構成の偏りが問題となり、スケート連盟はジャンプの制限だけでなく、構成の完成度を求めるルールへと変更されました。そんな中、惜しくもメダルを逃した宮原選手ですが、彼女のFSの蝶々夫人はこれまでの努力の結晶がにじみ出ていた素晴らしい演技でした。オリンピックの前のシーズン、股関節の疲労骨折で全日本選手権後、シーズンを棒に振ってしまいました。日本女子のエースの欠場もあって、日本女子はオリンピック出場の枠を一つ減らしてしまい、層が厚い分困難な戦いを強いられました。そんな中迎えた、オリンピックシーズン。怪我の影響もあって、10月まで氷上練習を再開することができず、グランプリシリーズ第1戦目は5位。しかしその後、全日本選手権3連覇中、世界選手権・グランプリファイナル最高2位の実力者は、第2戦目となるスケートアメリカでは、グランプリシリーズ2年ぶりの優勝を飾りました。その後もペースを落とすことなく、12月の全日本選手権では堂々の4連覇。17歳の高校生、坂本香織選手とともにオリンピック日本代表となりました。150㎝の小さな体ですが、ダイナミックな演技をします。そんな彼女の努力の一部始終をこの漫画から感じることができると思います。