レビュー一覧

私はペーパードライバーならぬペーパー罠猟師。哺乳類の観察のための基礎知識として資格を取りました。都市部に住んでいて狩猟は身近なものではありませんが、この作品を読んで機会があれば害獣駆除で貢献してみたいと思いました。ところで、狩猟免許に馴染みのない人にもう少し実際の狩猟をするために必要な費用や手続きを具体的に書いてほしいとも思いました。たとえば、狩猟を自動車の運転に例えると、運転免許＝狩猟免許。免許だけでは運転できなくて、自動車(猟具)が必要だし、行動を走る(仕掛ける)にはナンバープレートの交付(狩猟者登録)、そのためには自賠責保険(3,000万円以上の共済または損害賠償保険に加入)などなど。こんなたとえ話なら一般の人にも少しわかりやすいかも。保険については実質的には猟友会に所属していないと個人では難しいとも聞きますがこの辺の事情も今後の話に盛り込んでいただきたいです。３巻以降も楽しみにしています。

狩りガール漫画とかエッセイはちょくちょく見たが。ジビエ食材を得るのが目的な漫画が多かった気がする。そんな中、「農家の娘が畑を荒らす野生動物を捕獲するため罠をかける」という展開がまずユニークでいい。ヒロイン自身も自分の畑を持っていて。「収穫前に食べられた」その悔しさもよく描けてあってなおよし。確かに仕留めた鹿やら猪の肉を食べる展開もあるが。作中でも言われる通り。「害獣の有効活用」で「食供養」。「畑を守る」という当初の目的が最優先でぶれない。そんな所がユニークでかつ良い。

もっとほんわかしてると思いましたがなかなかしっかりした内容で考えさせられる話だなと思いました

生徒会を行政にたとえて、寮の話をするのは新鮮でした、害獣駆除が高校生活と結びつけて楽しめました。

絵がちょっと見にくいと思いましたが、グイグイ読まされます。農村にとって狩猟と生活は一心同体なんだな~と思います。でも、くすっと笑わせてもくれて、女子高生達がたくましく成長するのも素敵です。最初イラッとしたレモンがなかなか良いです。

獣害の話はよく耳にしますが、その対策をここまで判りやすく解説してある資料はなかなか無いと思います。コミックでありながら、大学の講義で使えるしっかりした内容だと思います。学生に教えてあげるつもりです。

狩猟について興味が沸きました。農作物の鳥獣被害について、ニュースでしか観ないので考えさせられました。

画はとても上手いって訳ではないですけど、生き物の行動や駆除のやり方は、勉強？になります。

「わな猟免許」をもつ女子高校生が主人公。農作物をあらす野生動物の対策、捕獲した動物の解体、ジビエ処理、行政との関わりなど、リアルに描かれている。とても読みやすく、いろいろな人に読んでもらいたい作品。

罠の凄さもだけど、野生動物の習性を事細かに学べる一冊