レビュー一覧

火村シリーズが大好きです。今回は全2巻なので、とても丁寧に描かれてて良かったです。

火村シリーズにハマり何十年…原作で妄想していた二人そのままです！ドラマ版がお好きな方もたくさんいらっしゃると思いますが私は断然こちらの原作版派ですー！！！

2巻にわたって、過去の3つの犯罪を結ぶ糸を探るお話。読者を惑わす設定やトリックがギッシリ。コミカライズの苦労が伺えますが、成功したとは言い難い。セリフで延々と謎解きが語られ、挿絵付きのミステリーを読んでいる気分。ミステリー自体も「朱色」の意味づけに無理が感じられる残念な出来具合でした。

作者買いです。登場人物が多いと誰だっけーってなるんですが、何故か覚えられる作家さんで。紙でも他作品持ってます。

作画の方が大好きなので、購入しました。昔、ドラマも見ていたので懐かしかったです。

アリバイ作りやマンションの部屋のトリックなんかは面白かったけど、六人部が大野さんを殺害した動機が今一つピンとこなかったです。犯人明かしまでのストーリー運びが面白かっただけに、ちょっとガッカリでした。

火村が手袋をつける時の描写がめっちゃすき。

長編なので、読み応えがあります。アリスは必要なのか、と毎度、思います。

原作を読んでいるので、どうしても自分の中に”自分で作り上げた固定したイメージ”があって・・（なので、TV化もハンサムな斎藤くんが火村君でしたが、自分では赦せませんでした。こんなんちゃうわーい！と思っちゃって。）　　うーん・・ドラマ化よりいいけど、自分のイメージよりは火村くんが男前でクールでえらく格好いいなぁ。（私のイメージは”やんちゃな悪ガキ”。）　反して、有栖川くんは気の毒なくらいおちゃらけキャラクター・・（大阪弁のイメージがそうさせるのでしょうか・・）　　有栖川さんの作品は、ほぼ全てを文庫で持っているんですが、本全体が増え過ぎて、８割方図書館に寄贈することに・・　　そのなかでも、この作品は「残す方」にしておいたんだけど、今改めて読んでみると、ん−・・なんで残すことにしたんだろうなぁ？？　　タイトルは勿論、名作”緋色の研究”からですが。　　それとヒロインが大人っぽ過ぎるのも気になりました。大学生じゃなく社会人にしか見えないです。それを言うなら、火村くんも准教授には見えないし、有栖川くんも作家には見えません。　　ということで、気に入った本なので、キャラクター造形に文句ばっかり言ってすみませんでした。　　お話は・・うん！面白いですよ。　と言うか、設定がちょっと怖いかなぁ。　　ミステリー好きの方にはお勧めです。勿論、原作も！

私には少し難しかったです。「何故そうなったの？」と思うところが何ヵ所かありました。