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平安絵巻物風物語である。雅で華やかではあるが、幻想的で不気味さや不穏を感させる絵柄が特徴の皇なつき。　この作者の絵に魅了されているのだが、その作品はしばしばストーリーが破綻していて残念な思いをすることが多い。この作品はその反省を生かしてか小池一夫という安定した力を持つ原作者のストーリーを使用していて大変な良作に仕上がっている。平安絵巻の上に歴史上の実在人物を次々と登場させ幻想的な絵も交え生き生きと物語を描き出している。

鬼にされてしまった女の子の話ですが、絵が幻想的で本当に美しいです。