レビュー一覧

はぁー…救いのない母親。ここまでいくと異世界人と共同生活しようとしているようなもの。作者さんとご兄弟の冷静さはお父様譲りだろうか。でもそれがせめてもの救いだった。これがもし、親がおかしいことに気づかないもしくはおかしいと気づきながらも言いなりになるしかないような子達だったら悲惨にも程がある。作者さんは「宗教は悪くない」と一貫して描かれているがいや、でもアカンから「カルト（反社会的集団）」なんだけどなあ。まあ「包丁は悪くない、悪いのは包丁で人を傷つける行為だ」ってのはご尤もだが…もうホント…こういう話読む度思うよ、日本の八百万の神様バンザイ！！

新興宗教やスピリチュアルにはまってる友人達をみるようでした。とても純粋で純真な所があり、でも、ママのように相容れないと攻撃的だったり、とても似ていると思いました。それ、合成写真じゃね？と思うようなものでも、素直に信じたり、詐欺師やない？と思えても、でも、言えないジレンマ。何を信じるかは、その人の自由だけど、身近な人達と仲良く出来なければ、その信じてるものは、貴方には不要なものってこと、何でしょうね。

ここまで母親に迷惑かけられたのを面白おかしく描けるなんてすごいと思ったら、いいところ(？)だけを描いてマンガの中だけでは愛そうとしたというのが切なすぎました。子供3人が宗教にはまらずに育って良かったです。

こういう環境で育った方が描いてくれるレポは本当に貴重です。しかもおもしろく描いてくれるとかすごい。

明るくひょうきんだがピュアすぎて宗教に洗脳された母親とその家族

かなりきつい環境だったでしょうに、この漫画では読みやすくライトな表現で描かれています。新興宗教には心底関わりたくないなぁと改めて思いました。

本当に辛い…何回も読み直してしまう。分かり合えない人は本当にわかりあえない。

マンガの中だけでもママを愛そうってすごく切なかった。あんないいところを面白おかしく描けるのすごい。

宗教にハマる気持ちは全然わからないけど、それ以前に自分の世界しかない母なんだな。宗教をやっててもいいけど、それを他の人に押し付けたらいけない。例え相手が自分の娘だったとしても、自分が素晴らしいと信じてるものでも娘にはどうでもいいもの･不要なものかもしれないことが抜け落ちてる。こういう人って相手が冷めた表情で見てても気にならないんだよな。コミカルに描かれてるけど、素直に「ウワァ…ただの地獄じゃん…」と思いました。

最後のそれでもママを愛そうのところは感動して涙が出た。自分もにたような境遇だから良くわかる。素晴らしい一冊をありがとう。