レビュー一覧

ああぁ、衰退ジャンルはキツいよねぇ･･･わかる、わかるわぁ･･･　しかし、滅茶苦茶に惚れてたキャラも、新ジャンルにころっと落ちちゃったら『ああ、いたわね。そういう彼･･･(遠い目』とか思っちゃう･･･　でもでも衰退してても、他ジャンルの神がイラスト一枚描いてくれるだけで、涙を流して拝めるレベル･･･　なにコレ、共感できてしまう･･･この漫画、恐ろしい子っ！

絵が端正できれいなのがまずすごくいいです。漫画は絵じゃないという意見もありますが、個人的には絵柄ってかなり重要なポイント。丁寧なタッチの線で、全編を通して感じられる穏やかさの一助となっているように思いました。　にやっとできる話がたくさんあって、前にあった話を踏まえた展開や設定を活かした小ネタなども多く、内容としてはかなり濃く詰まっていると思います。書き文字やセリフといった文字が多いのですが、ワーワーうるさくないので読み疲れません。　あと、オタク話がメインテーマになっているのですが、「優しい世界」でほっとします笑　時々ネットマナーとかがさりげなーく書かれていたりもして（全然嫌味じゃなくて、そうそうそうだよねー言ってくれてありがとうって感じ）そういう意味でも作者を信頼し、安心して読めます。すごくおすすめ。

オタク用語でネタを楽しむストーリーマンガやコミックエッセイをいくつか読んでいるが、これは丁寧でリアルで思った以上に面白かった！非常に推しへの愛を感じる。そりゃそうだ、衰退ジャンルに留まるのだから、強い愛がなければやってられない。そして、そのことによって、他のオタクネタ作品よりも熱い上に優しい印象が残り、共感したり感心したりできたのかも。

いいな～マキマミと一緒に萌え語りしたい～と思ってしまうくらい、楽しそうな2人なんです。ヲタクの人の生態やお作法？が詳しく書かれてて、興味深かったのもイイです。

ずっと読みたいなぁと思っていた作品だったので、入荷したと知り即買いました！ストーリーも楽しかったですが、今どきのオタクがどんなツールを使って二次創作や萌え語りをしているかなどが知れて良かったです。乙女ゲームにハマったことのある身としては、二人がハマるキャラエピソードや乙女ゲームヒロインについての考察なども楽しくて、どきジェネをプレイしてみたくなりました。学くんや真下くんとの絡みも楽しくて、こんな世界があったらなぁとしみじみしました。

あるあるネタすぎて最高です。布教の仕方、推しへの考え方、この本を読んで「同じ気持ちのひとがいるー！」とすごくうれしくなりました。マキさんまみちゃんとがっつり語りたい！

こんなマンガがあったなんて！見に覚えがありすぎて、何度も読み返してしまいます。「レジェンド推し」って概念わかり過ぎ、「そう、すべてはそこから始まった…。」と、遠い目になりました。

気の会わない上司と部下で同ジャンルのオタクつながりで仲良くなる。日常でもありそうですね。私もオタク仲間がほしくなる一作です

うっかり同じジャンルのオタクに会ってしまった時のテンション上がる感じがすごく共感できました

「幸せな地獄ね」の返しが「わかりすぎてありあまる」ときてはもうどこにも逃げ場はない。衰退ジャンルであっても好きなものは好き。二人には幸せな地獄をいつまでも彷徨っていて欲しい。