レビュー一覧

少年が女装し少女が男装する、唯それだけです。山も谷も何もない、途方もないつまらなさです。

一時期、本当に大好きで、新刊がでるのが待ち遠しくて仕方がなかった漫画。登場人物たちが少しずつ成長していくのが、なんだか切なかった。いつまでも、成長しないでーと思うような。思春期の時に読んでたから、自分自身が成長していくのが怖くて、それを投影してたんでしょうなあ。終わるのが悲しくてまだ最終巻読めてないです(T ^ T)登場人物みんな癖があるけど、それがすごくよくて、好きって簡単に言えないけど、成長しないでーとか成長して嬉しいとか色んな気持ちが巻き起こり、いい意味でも悪い意味でも心をかき乱してくれる人たちです。

毎巻ドキドキしながら読んでた作品。割引なってたので全巻やっと見れました。にとりくんはたかつきさんと一緒になると最後まで思ってたので肩透かしだったな。面白いのですがあおういった部分でがっかりしたので星二個だけです。

絵柄は素直でくせがなくて好み。ストーリーはすごく引き込まれるわけではなく、パラパラ読んで満たされます。

とても丁寧に人を描いていらっしゃって、色々とかんがえさせられます。

性同一障害という簡単な答えで処理できない繊細なお話。

今五巻なんですが、まだけっこう長く続くしキャラクターたちも成長するんですね。小学校高学年の人間関係とか、描くの上手いなと思います。大人っぽい子、波風立てたくない子、無神経な子なども出てくるのがリアル。この先楽しみです。

こんなに個性的な子達が集まっているのに、色々とあっても大きな問題になっていない学校は素晴らしいです。にとりんは自分の気持ちを一番に行動していて、気持ちは分かるけれどお姉ちゃんの事も考えてあげてほしかった。大きくなっても女装しても綺麗でアルバイトまでしてしまって現実味がなかったけれど、まこちゃんはジェンダーで悩んでいる等身大な感じがして切なくなりました。兼田先生が家族で出てきていて嬉しかったです。

当時アニメを見ていたけど原作のあるものだとはきづかなかった。

心が揺れやすい思春期の子供達の小学生から高校生までの青春模様を鮮やかに描いていて、彼らがそれぞれ自分を見つめ成長していく姿に心打たれました。