レビュー一覧

おぉー、死にたがりな男たちがたくさん。死にたがりの短編集ですね。これまたチクッとダーク。好きな作家さんだからかもしれませんが、どれも単純な話ではないのが面白い。可哀想なひともただの可哀想なひとじゃない、ちょっとした一捻りが印象的です。

やっと電子版が出て嬉しい！紙で買うのに結構苦労したから。読みながらダーダー泣いたことを覚えてます。心がいっぱいいっぱいな時にオススメ。現生人類に常にオススメ死にたくなった時にも読める話。山田酉子作品を読まなきゃこの世界観に浸ることは永遠になく、そのエッセンスが煮詰まって、最高に密度が高く精度の高い作品が集まってるのが不実の男だと思います。最初のインパクトとしては、言語センス。これすごい作品集です

少女漫画のような絵柄にあっさりした背景。ほぼ人物と必要な背景のみのシンプルな作画だからこそ引き立つセリフや文字達。美しく、儚い一瞬を切り取ったような、でも不思議とそれが続いていくような余韻を残す作品。「生き続ける」のは案外そんな瞬間の連鎖なのかもなんて少々ポエミーになるくらいの世界観でした。

この作家さん、絵柄とストーリーがアンバランスだけど、そこを許せるか楽しめるかが、ハマるかどうかの分かれ目だなぁ。ダークな世界観なのに少女マンガなような描画。う〜ん。どうすっかなぁ。私はハマったら、全作品買いなんですわ。

最初の2話が好きです。彼氏がクズ男。二人が高校生の頃から今に至るまでを読みたいなと思いました。この主人公もクズ男のおかげで昔死にたかったんだな。でも死んでないしクズ男と住んでる。何があったんだろう。他のお話も主人公はみんな死にたがり。読んでると中二病を発症しそうな、でも何か癖になるような一冊でした。

死にたがる男の話が沢山です。重かった。無期限で買って後悔。

短編集でした。2作目が好きだったかな。ただ、どの作品ももう少し読みたかったかも。今回はエロ少な目でした。

短編でした、１話目は両思いの同棲中同士の話ですが恋人でも相手のことをオカマとか気遣いなくてイマイチでした、２話目からは全部死ネタできれいにまとまっていても気持ちが萎えてしまいました。続くので。。。１話だじゃなくて続くなって。暗くなくても死ネタなのできれいにまとまっているんですが読む人は選ぶかもです。

ちょっと、どうしようもないダメなやつを描くのがすごく上手…好き嫌い分かれるのかもしれないけれど、わたしは好きです

山田酉子、天才。bl漫画を読んできてはじめての感覚だったな。この読後感、死がテーマなのに爽快感がある。ぜひ味わって。