レビュー一覧

紙書籍で全巻持っています。レビューせずにはいられない程この作品大好きです。何万回も読み返しました。兎に角大人の駆け引きが格好良くて切なくて堪んないです。BL歴40年、読んだ数は凡そ10万冊。その中でも恋の駆け引きがここまで素敵に記された作品は他にないです。一番好きな下りは…甘やかされちまってるな…。それから一番心にガツンと来たワンシーンは、攻めと別れた後に受けが攻めの後ろ姿を見つめ、思わず傘を落とし攻めを追いかけ、切羽詰まって傘の下攻めにキスをする、それも濃厚なヤツ（どっちの方が良いか）。萌え死ぬかと思いましたよ。悶ました、はい。これぞBLの醍醐味かと。神作です。

通常なら絶対に買わない作品ですが(攻めの見た目が全然好みじゃない)、OBPさんの熱いレビューに惹かれて購入…めちゃくちゃ良くて、３巻を一晩で一気に通読！読んで良かったと思える作品に出会う幸せを味わいました。絵は色々思うところがありますが(そもそも、ちょっと古い作品ですもんね)、とにかくストーリーが良い！ノンケながら性に奔放っぽい主人公が興味本意でゲイの攻めと寝るところから始まりますが、違和感なくすっと話に入り込んでいけましたし、遊びのつもりだったのに次第に攻めの人柄に惹かれていく受けの気持ち、男同士であることの戸惑いなど、ちゃんとした大人の男の悩みが丁寧に言葉できちんと綴られていて、ぐいぐい読まされて目が離せませんでした。こんな名作なんで知らなかったんだろう。出会えて良かった〜！

あらやだ！いつの間にRenta!さんでの配信が始まっていたんですか？気付かなかったー！嬉しいなぁ。以前『器用な指先〜』を拝読した時のレビューに書かせて頂きましたが、今作をリクエストしてたんです。入荷してくださって本当にありがとうございます。以前紙媒体で拝読した事があり、忘れられない良作だったのです。その時は紙のレンタル屋さんだったので、今回はキチンと先生に還元できて嬉しいです。大人の恋模様が良いんですよね〜。ゲイのお医者様と、バツイチ子持ちノンケの駄菓子屋主人の出会いからお付き合いに進み未来に向かって歩き始めるまでのお話です。そこそこ経験豊富な大人な2人ですが、受けは男との恋愛はお初。興味本位で流されていきますが、そこで攻めが言う『まずは受け身の身体に〜』のセリフに悶えてしまいました。忘れられないセリフの一つです。見所読み所多々有るのですが、私の語彙力では上手く表現できないのが口惜しい。兎に角お薦めの作品です。

神！評価せずにはいられない！OBPさんとsakanaさんのレビューに感謝です…

☆4.5。この作者様のを数冊読んだ中では一番大人の恋愛だなぁと思います。特に青い恋愛のカロリーと立て続けに読んだので余計にこちらの大人っぽさと男っぽさを感じました。この作品の特徴かつ象徴的なところは、バツイチノンケの受けの、相手からのプロポーズをめぐる一連のやり取りじゃないかな。ここまでの二人の関わり方と立場がうまく表現されています。リアルと言えばリアル。でもま、特に夫婦(夫夫)って続くかどうかじゃなくて続ける覚悟があるかどうかなんだから、ヘタレてないでもうちょっと能動的に行こうよ〜とも思ってしまうんですけどね。良作です。

電書に来ましたか！紙で持っててもまた読みたくなる作品です。攻めの堅物一途もいいけど、受キャラが、うさんくさそうで大人で、大人じゃない自分がわかってるところも大人で、すごく好きです。

人物の絵も含め、背景書き込み、細部まで丁寧な絵を小説のコミカライズを借りた時に見て好きになりました。次はなにを読もうかと悩んでいる中、熱い熱い情熱たっぷりのレビューを見つけこちらに決めました。私のお伝えしたいことは全て、熱きレビューに収まっているのですが、それでも叫びたい！いいですね！素直だけど弱くて恋に夢中になるのが怖い柊至と、真っ直ぐで真面目でだからこそ考えて悩みすぎる人。二人が互いに距離を縮めながら、手を取るタイミングを見計らいつつ時々間違えたりしながらも、柊至は壊れそうになったら修理しながらも続けていきたいと踏み出し、悩みすぎる佐治は素直に相手に伝える勇気を育てて言動に表す事を知っていく。違うからそこ不安になって、だからこそ相手を思いやる。特に、今まで異性にしていたことを同性にされる居た堪れなさや、素直になれない自分に悶々する柊至の姿。自分の気持ちは重いのだろうか、いやでもどうしたらいいんだと悩む佐治の姿。誰かにぶつけるよりも、自分の中で考えて考えて分からなくて、試してみては項垂れて。違うばかりの相手では続かないのではと聞き、そうかもしれないと言った2人が、最後には笑って先を眺めてる…くっ、私をどうしたんだ、この人たち（そして作者さん）は！！はー、素敵でした。たしかに突っ込めるところがあるかもしれません、でも、そんなの気にならないほど盲目的に好き！長く続くとだらだらになる話もありますからね、三巻は長くないかと思いましたが私としてはあと一巻読みたかった！あーあー、出ないかなーあと一巻！関係者皆様へこの気持ちが届けばいいのに…と思うほど、なんだか大変ものすごく物足りなかった。こういう物足りなさがある意味一番辛い…！だって不満じゃないからこの気持ちは消えないんだもの！読むたびにもっと読みたいって思うのに、おかわりがないんだもの！幸せな不満と言いましょうか、物足りなさと言いましょうか。さて最後に、熱いレビューをしてくださった皆様、そしてそのレビューを押してくださった皆様、本当にありがとうございました！皆様のおかげで私は今、とてもとても幸せです。こんな長いレビュー、初めて書いた…

大満足です。画力もしっかりしていて、オトナの二人の葛藤が３冊もガッツリ一気に読めるという充足感。エロは多くはないけれど効果的でストーリーに馴染んでいて。登場人物が絞ってあるのもシンプルで読みやすくてよかった。後書きにもあったように彼らの今後も描かれていれば申し分なかったのですが、欲張りでしょうか。

どこかの街中にありそうな古びた診療所と、閑古鳥が鳴いてる駄菓子屋。カラフルなパッケージみたいな金髪のイケメン店主と、消毒液の匂いがしそうな白衣のドクター。ありそうでなさそうな日常の大人の恋物語。映画をみてるような、しっぽり感です。

ちょっと前のモノだったのか、ガラケーだったのに懐かしさを感じました。お医者さんと駄菓子屋店主のお話ですが、駄菓子屋さんってのが魅力的です。お医者さんの子供時代の思い出に出て来るように繋がっていて、素敵でした。何より二人ともイイ。イケメンと美人さんって感じです。ちーちゃんはよくできた子だったし。波乱万丈なストーリーではないけれど、丁寧に心情が描かれていて3巻に及んだんだなぁと。