レビュー一覧

ステキなクリスマスのお話！リヴァーという少女と、話すコンピューターのジェム。ふたりに導かれるように出会う、レイヴァンとＪＪ。ふたりのそれぞれの過去もからみつつ、ハイライトはリヴァーのけなげな想い。つい泣かされてしまいました。こんなステキな出会い、いいなぁ～。冬らしい、でもあたたかなお話です。

名作です。母を亡くした女の子の、痛いほど母親を求める思いと、妖精を信じる心がリンクして、素晴らしい話となっています。もちろん主人公やヒーローもいいのですが、この話の要は、母を求める女の子の一途さ。そしてその子に愛情をひたすら注ぐ父親と、無私の愛を注ぐ主人公。すれ違っても子供の一途さが二人を結びつける、暖かい話だと思いました。牧あけみさんは、本当にこういう（言い方は悪いですが）ドラマチックさが乏しい話を暖かく仕上げるのがお上手です。クリスマスにどうぞお読みください。愛情とは何か、心からの願い事とは何か、犠牲を払うとは何か、改めて教えてくれる素敵なお話でした。

「秘密のサンタクロース」が素敵だったので妹のお話も読んだら作者が違うんでちょっとガッカリ。ヒーローの娘が妖精・妖精と言い過ぎでママになって欲しいって言うのも、あまりに言い過ぎて読んでてウザくなってきてしまいました。

心が温まり、クリスマスに読みたいとても優しいお話です。先に「秘密のサンタクロース」を読んでおくと、お話の意味が分かっていいですよ。５点としたいのですが、お義兄さんの雰囲気が「秘密の・・・・」とちょっと違ってまして・・ドラゴンとっても大事なんで・・私としては、そこがう～ん惜しいってとこで、すいません。４点にしちゃいました。

リヴァーが、可愛すぎ！！ああ、純粋な心っていつ無くしてしまうんだろう。

ハーレクインらしいお話ですんなり読めました。絵はあまり好みではありませんが、面白そうなので続き読みたくなりました。

”シンデレラの舞踏会”シリーズのデイ・ラクレア原作で牧あけみ作画なら、と思ってレンタルしたけど大外しした気分です。コンピューターのジェムが黒幕（仲人）というのは前代未聞では。ヒーローの配慮がなければ尾ビレ胸ビレに足までつけるマスコミのせいでヒーローと義兄は多大な損害を被っていた可能性が高いし、ＡＩ開発者は訴えられてもおかしくない。ツールが会社の枠を超えてひとの人生を左右している感じがして拒絶反応が出ました。絵本を軸にした話の筋は地味だけど暖かくていいのよ……４かどうか、というところジェムへの拒否感でゴリゴリ星削って星１。

この作品に出てくる絵本の作者の話もハーレクインで読んだ記憶があるものの、作品名を思い出せず悶々としてます。内容はちょっとＳＦテイストも入ってて牧あけみさんの絵柄にぴったり。

ヒーローのお嬢さんの頑張りが、ヒーローとヒロインを結びつけた、まさしくこれに尽きると思います。大人は何かとしがらみ多くてたいへんなんだよ、と思いますが、小さな子どもの必死の願いは建前とか世間体とか色々を払しょくさせる効果がありませうね。可愛い子どもと、悪役が出ないハーレ作品はとにかく癒されます。

最初から最後まで今一つでした。AIがキューピッドっていうのが受け入れにくいです。