レビュー一覧

「雪のプロローグ」はヒストリカルで展開も予想できますが、ヒロインの子供も可愛く面白かったので☆4つ。ただ、「誓いのキスを奪われて」は、花嫁のヒロインと花婿の親友のヒーローのお話が私的には無理。お互い一目ぼれするんですが、発言と行動が違い、思いっきり欲望に流されてるんで高感度はナシの☆2つ。総合で☆3つです。

一話目は、種明かしされると何でもないことだったけど、素直に二人の愛情を感じることができました。急な別れの後、一人になったヒロインが涙する場面は切なかったです。夢見た抱擁の安らかな表情にも、また泣けました。ハッピーエンドで本当に良かったです。二話目は、こういう人たちもいるんだろうなあとだけ。マジレスするなら最初の婚約自体が間違っていたようなので、相手はしっかり選ぼうということでしょうか。

黒田先生は全て読んでいます。今回１作目の「雪のプロローグ」は文句なく良いお話でした。2作目の「誓いのキスを奪われて」は略奪ものなので評価が分かれるところでしょう。個人的には(私が歳をとったからか)世の中そういうこともあり得ると思いました。己の情熱にしたがって突き進んだ結果が吉と出るか凶と出るか３年後の二人を見たいものですが、ラストのお互いを見つめる眼差しから二人はきっとうまくいくと思えました。いずれにせよ、こんな難しいテーマによくぞ挑んでくださいました。

２話も入っていてお得です！特に最初のお話がよかった〜。クリスマスの夜に赤いろうそくに導かれるようにやってきた男性との出会い。未亡人のヒロインのとまどいとときめき・・・。ステキです☆未亡人の子どももかわいかったなぁ。

「雪のプロローグ」がすごく良かったです。苦労していたヒロインが報われる話は王道で何度読んでも嬉しくなります。「誓いのキス…」の話は結婚式当日に逃げ出して駆け落ちしてしまった話ですが、前に進む為に正直に謝罪する勇気が素敵です。最後はハッピーに収まってよかったです。

大人の恋愛ストーリーでした。地味な絵の印象ですが、読んでいくうちに惹きこまれました。

他の方々が書かれているように、「雪のプロローグ」は良かった。ジプシーのお婆さんの予言通り、窓辺に灯した赤い蝋燭がパパを連れて来てくれて、母子に家族ができたんですから。エイミーは可愛いいし、お互いが相手に誠実になろうとする主人公二人も良かったと思います。ただ2作目はちょっと頂けないです。日本人の感覚では、これは理解不能でしょうか…頁数が足らないから余計に駆け足になり、いいところだけを盛り込んでしまったような印象です。できれば130頁丸々使って、雪の〜を書かれた方が良かったかな、と残念に思いました。

「雪のプロポーズ」はとても素敵な話です。未亡人のヒロインの家に怪我をして現れたヒーローが記憶喪失、という男女逆転したような始まりで、ヒーローは誠実なイケメンです。子供も可愛いし、大きな波乱もなくハッピーエンドで終わります。が、その次の「誓いのキスを奪われて」がダメでした。式の直前に新郎の友人と惹かれ合って、そんな自分が許せなくて逃げたヒロインは、追いかけてきた新郎友人のヒーローと駆け落ちするという超展開（ページ数が少ないから余計に展開が早い）　脳内思考が随分とお花畑なヒロインやなーと思っていたら、ヒーローの方も相当な浮かれポンチでした。なに言ってんだコイツラと。不倫・浮気する奴って、こういう状態なのかなーと思いました。１話目が良かっただけに、一冊の総合評価としては☆２です……。

1話目は、芯の強いヒロインが戻って来ないかもしれないヒーローへの想いを抑えて頑張ろうとする姿に涙が出ました。2話目は思いがけないタイミングで運命の出会いをしてしまう二人の話でした。が、元婚約者に対しては本当の愛ではなかったとか都合よすぎ〜って思ってしまいした。ホテルでヒロインがヒーローを初め拒むシーンがありますが、いまいち心情が理解できない。何しに来たの？と言いたくなりました。

最初のお話は文句無しにいいお話です。可愛いエイミーに素敵なパパとおばあちゃんができて本当によかったです。