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試し読みから始めて一気に読了!久しぶりの名作に出会った気分です。グロテスクな亡骸や同性愛的な表現があるので読む人を選ぶ作品ではありますが、世界観が大好きになりました。わがままを言えばヅード族についてもっと掘り下げてほしかった!!!まだまだ回収しきれてない伏線があるかもしれないので読み込みます。あまり知名度が高くないのか考察的なサイトも少ないので…
読み進めていく内にこの作者の描く世界に引き込まれていきます。飛ばし3巻読んだだけなので何故こんなに醜く敵を仕立て味方を欺いて戦わせるのか?味方には生き残っても2重の罪悪感を抱かせ続ける、とても残酷な事を設定して描いている、と。そして主人公を軸として愛ある穏やかな世界を。不思議な不思議な物語が迫ってくるのは主人公の人間としての描写が秀逸だからでしょう。
征服者と原住民の衝突、為政者の政治的プロパガンダと戦争…普遍的とも言えるテーマを、SF的ガジェットを通して描くとこういう物語になるのかという感じです。独創的でとても面白かった。もちろんウルナを初めとする人間ドラマとしても。絵も体温を感じさせる感じで好きです。“歯茎お化け”には一瞬たじろぎましたが(笑)最後まで一気に読ませられました。宮崎駿とか士郎正宗を連想したのは何故だろう…やっぱり絵の雰囲気かな?
ぜひ通しで読んで欲しい作品。この歯茎の化物とどんな結末を迎えるんだと思いながら読んでいました。未来のようで価値観はww2やの人々が必死な時のようで、一貫して描かれている繊細な感情と、それに迷う事なく進む人のエゴや懸命さみたいな所の塩梅が見事です。
独特の世界に引き込まれ、読み出したら最後まで止められません。
美しくスリリング、そして優しく、哀しい作品。沢木耕太郎さんが映画評『ダンスウイズウルブス』で指摘されていた通り、この作品を含む異人種・異民族との『first-meet』は魅力的で、胸踊るものです。しかし、その多くがアメリカ先住民族の類いの如く、悲劇的結末で物語が了することとなります。これは古来からの、いわゆる『物語性』に定型的に必要な要素かもしれません。それを踏まえて読んでも、本作品には魅了されます。
敵が化け物に見える。本当は同じ人間なのに。そのことを薄々わかっていても殺し合いをやめなかったという点に悲惨さを感じる。ずっと氷の島の話かと思っていて、村に帰ってからののんびりしたウルナたちの暮らしにはちょっと戸惑った。でも、ウルナが銃座を離れてからの話もやっぱり重かった。
いろいろとツッコミどころはあるだろうけれど、SFを借りたヒューマンドラマと捉えれば、ファンタジーな部分はそれはそれでヨシとして、大変重厚な物語でした。個の集団としての軍・町・国家、部族・軍・国家という群れの中の個、というようにミクロとマクロを行ったり来たりしながらパーソナリティーも少しずつ姿を柔軟に変えていく。人間もカッチリとソリッドなものではなく、アメーバみたいなものかもしれないと思わされました。何度も読み返したい物語です。
なんといっても絵がいいです。女性の体つきに体温を感じますね。二重アゴのヒロインもいい。そういう絵で展開される残酷な世界がリアルで怖く、同時に切なく、1巻目無料で読んでたまらず最終感まで一気読みしました。気がついたら夜が明けておりました。
一巻無料から一気に読んでしまった。戦争による業の深さと向き合わなくてはいけない人生の何と息苦しいことか…
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試し読みから始めて一気に読了!久しぶりの名作に出会った気分です。グロテスクな亡骸や同性愛的な表現があるので読む人を選ぶ作品ではありますが、世界観が大好きになりました。わがままを言えばヅード族についてもっと掘り下げてほしかった!!!まだまだ回収しきれてない伏線があるかもしれないので読み込みます。あまり知名度が高くないのか考察的なサイトも少ないので…