レビュー一覧

一時は保護室へ入る程だった著者が、徐々に病気と、ご自身を客観視できるようになり、退院するまでの事を、あまり悲観的にでは無く、可愛い絵柄と淡々とした文章で描かれており、こういうアプローチの仕方の闘病エッセイもあるんだなぁと思いました。他の入院患者さん達も、個性溢れる、魅力的な人物として紹介されており、統合失調症になっても、著者の他人を見つめる目が優しい事、常に看護師さんに感謝されている事なども、とても好感が持てました。チケット代は若干高めですが、それだけの価値はあると思います。

ペーパーで読ませてもらいました。以前精神科で勤務したことがあるので病棟の独特の作りや薬の名前が懐かしかったです。いろんな疾患の患者がいましたね。作者さんはよく病気と上手く付き合いながら社会復帰され感動しました。病院に置いてほしい一冊ですね。

思っていたよりあっさりしてて読みやすい。たださらっとしすぎて物足りなさみたいなものも感じる。自分は一度読めば充分かな、と思った。

精神科病院ってどんな人がいるのか穏やかに暮らせたら癒されるかな

知人が入院したので、この本を購入しました。なんとなくですが様子が分かりました。皆さんそれぞれの病、症状や不安焦りがある中で、自分の弱さや良さなど受け入れていく姿に凄いなと感動しました。また医師や看護師さんの献身的な対応も。同室の方々の友情も。読めて良かったです。精神病は偏見があると知人が言ってました.. 精神病になり生活し辛い中でも、それを受け入れ、前を向いて進んでいく事って、なかなか出来る事ではないと私は思います。世の中の人々に、精神病というものを少しでも理解が進むと良いなと思いました。

心を病んで精神科病院に入院していた作者の体験談。